日本社会に臓器狩りの真相を伝え 衆生を救い済度する(一)
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文/大阪の大法弟子

 【明慧日本2014年10月15日】尊敬する師父、こんにちは。同修の皆様、こんにちは。

 私は日本の大阪の学習者です。幸いなことに今日、機会を頂いて日本社会に向けて臓器狩り真相を伝え、衆生を救い済度する過程での体験を皆様と交流したいと思います。

 一、日本政府に陳情し、臓器狩りの真相を伝える

 2012年2月、王立軍が中国の米領事館に逃げ込んだ事件の後、中国共産党による法輪功修煉者への臓器狩りが暴露され、国際社会から広く注目されました。一昨年の12月、「世界臓器狩り真相暴露チーム」のアジア協調人から、日本のこのプロジェクトの連絡員になってほしいという依頼がありました。当時、皆は神韻の宣伝に没頭し、このプロジェクトに同修をあまり多く使うことができず、どのように推進すればよいか分からないまま、毎日明慧ネット、大紀元、他の媒体から国際社会が臓器狩りの真相に注目している報道を見て、とても焦りました。

 私が思うには、日本の各地方議会に陳情書を郵送する形で、日本政府に中国共産党が法輪功修煉者に対して臓器狩りをしているという真相を広く伝えることができれば、人数と時間を多く使わず、大法弟子がいない地区にも真相を伝えることができ、多くの人を救うことができると考えました。

 この一念を決めた後、私はメールでアジアの協調人に「中共の臓器狩りの真相」の陳情書の作成をお願いしました。数日後、中文、英文の陳情書が届きました。陳情書は根拠と道理を用いて真相を明白に説き、道義上から人の良知を喚起しました。

 この陳情書をさらに日本の状況に合わせるため、私は同修と一緒に十数年来法輪功をずっと支持している議員に会いました。彼は陳情書を真面目に読んだ後、私たちに貴重な意見を出してくれ、とても良い陳情のテーマを作ってくれました。

 日本全国に2千近い議会があり、一つ一つの議会に一式の資料を用意して、資料の中に現職の各議会議長の名前と郵送先を書くために、ネット上で一つ一つ検索して記録するには時間がたくさんかかりました。苦労して作成しても議長の名前を間違えたら、資料の受付けと審議が出来なくなります。

 最初、私はパソコンに詳しい同修と一緒に、地区を分けて何回かで送るつもりでした。第一回目の陳情書を作る間に曲折がありました。1~2月には大阪で真善忍国際美術展があり、参加できる同修が少なく、私は毎回の美術展に多くの時間を割いて担当し、同時に映画「フリーチャイナ」の上演と神韻の宣伝もやらなければならず、すべてのことが一気に集中して、時間のきつさとプレッシャ-を感じ、陳情書の仕事がなかなか進まず、とても続けられないと思いました。資料は出来上がりましたが、議会の情報を調べる時間がなく、資料をずっと送ることができませんでした。ときには、消極的な考えから、今はこんなに忙しく、同修も忙しくしているので、しばらくしてからまたやろうと考えました。毎回このようなとき、一緒に仕事をしている同修は励ましてくれました。臓器狩りというこれほど残酷な事件を出来るだけ早く多くの日本人に知らせるべきで、多くの仕事を同時にやることは私の容量を拡大させ、さらに精進させると悟りました。その後、やっている間、私の正念はますます強くなり、一部の観念と安逸心を放下し、精進すれば1人が10人となり、これらのプロジェクトがよく出来ると思います。

 その期間私は、昼間は外に出て大法の仕事をやり、深夜まで家で資料を作成し、朝4時前に起きて学法煉功をし、子供の世話や家事もやりましたが、時々心性の試練も伴いました。師父のおっしゃったように、「百の苦一斉に降り、其の如何に活くかを看る」[1] 苦労しましたが、法を正す時期の大法弟子として、自分は衆生を救い済度する使命を負っていますから、楽しいと感じました。

 資料を送った後、返事がすぐ来ました。各議会の陳情事務を担当する責任者から電話が来ました。一部は陳情を確認し、一部は議会を開くとき口頭で陳情できるかと聞きました。資料を送った後の1週間は毎日電話が来て、各議会は報告の手紙をたくさん送ってくれました。

 当時、神韻の宣伝の仕事が忙しかったため、神韻公演の後、他の地区に送ることにしました。4月に神韻の日本公演が終了した後、私たちはまた郵送を始めました。同修たちの協力と努力のおかげで、十数日の短い期間に、私たちは700以上の陳情書を送りました。

 今回、返事の電話はさらに多かったのです。当時、私はアメリカにおり、時差の関係で、電話はみな深夜に来て、毎晩3時以後になってやっと休むことができました。

 今年5月のニューヨーク法会で、師父は次のように説かれました。「皆さん考えてみてください。生きた人から臓器を摘出するということですが、古代ローマに起きたキリスト教徒への迫害が最も邪悪な時でも、ここまで邪悪にならなかったのです。最も邪悪な時でも、人を死なせることに留まっていました。この星で起きた最大の邪悪であり、これは大法弟子がこの迫害の中で耐え、そして直面した邪悪であり、この迫害の中で現れてきた邪悪です」[2] これで私はこの案件をさらにはっきり認識することが出来ました。大法弟子が外に出て臓器狩りの真相を伝え、邪悪を暴露して、はじめてこの迫害を制止することが出来ます。この過程も大法弟子が衆生を救い済度し、威徳を樹立する機会でした。

 昨年6月、全世界の正義の医師たちは「臓器強制狩りに反対する医師組織」(DAFOH)を設立し、全世界で署名活動を展開し、12月に国連人権委員会に送り、中共の臓器狩りの蛮行を阻止するよう呼びかけました。

 私たちは陳情書に各議会、議員への署名用資料を添付し、署名用紙に各議員の名前を記載し、議員が真相を知り、正しい判断が出来るような機会を作りました。

 今まで、五つの議会が陳情を採択し、約50人の地方議員が署名用紙をファックスで送ってくれました。一部の議会は私たちの陳情を継続的に調査して審議しました。陳情を採択したこの五つの議会はみな、法輪功修煉者がいない辺鄙な地区で、これらの議会は日本国民が中国で臓器移植を受けることを禁止する法律を作り、中国共産党による14年間の法輪功迫害を譴責するよう日本政府に意見書を提出しました。

 日本には47都道府県があり、県市町村の議員は約35,000人おり、多くの県には法輪功修煉者がいないため、周辺の県の修煉者はみな分担して、署名資料を送り続けました。

 この案件の仕事をしている間、色々な妨害も大きかったのです。これらの妨害を排除すると同時に心性も高まりました。時には、同修が資料を調べ始めると、パソコンが突然故障し、仕事が数日滞りました。私は落ち着いて法を勉強し、内に向けて探しましたが、気が付くと、仕事が多くなると早く済ませたいという焦る人心が現れ、結局順調でなく、逆に時間がさらにかかりました。

 師父がおっしゃるには、「皆さん考えてください。私は話したことがありますが、あなたが行なったことは法に則っていなければ、法の力がなければ、あなた自身がしっかり修めることができなければ、そのことを円満に行なうことができません。あなたはそのことを行なったかもしれませんが、そのことは作用を働かず、人を救うことができず、邪悪の要素を解体することにもあなたは作用を働くことができません。ですから、法の勉強はやはり最も重要で、最も重要なことであり、あなたが行なおうとするすべての根本的な保障なのです。法の勉強がついてくることができなければ、すべておしまいなのです」[3]。 私は、同じ仕事を担当している同修とよく一緒に法を勉強し、交流すれば、お互いに激励し、共に高めることが出来るとわかりました。

 (続く)

 (2013年米国西部国際法会での発言原稿)

 

 注:
 [1]李洪志師父の詩:『洪吟』「苦其心志」
 [2]李洪志師父の経文:『二〇一三年大ニューヨーク地区法会での説法』
 [3]李洪志師父の経文:『各地での説法十一』「大法弟子は必ず法を勉強しなければならない」

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/10/30/281943.html)
 
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