2014年に91人の法輪功学習者が迫害死(写真)
■ 印刷版
 

 【明慧日本2015年1月14日】中国共産党はいまだに法輪功への弾圧を続けており、法輪功学習者は職場や住民委員会、公安局、洗脳班、刑務所などで迫害されている。

 学習者は刑務所や留置場で拷問を受けたり、洗脳班で心身ともに苦しめられたりし、放浪生活を強いられ、迫害による死者が絶えず出ている。

 本文は2014年に法輪功学習者が迫害によって死亡した事例を統計した。しかし、中国共産党による情報封鎖のため、まだたくさんの事例がデータに含まれていない。本文は明慧ネットからのデータを集め、2014年12月31日までのものを統計した。

 一、2014年、新たに法輪功学習者123人が死亡した事実が判明

 明慧ネットで2014年に公表した事例に基づいて統計し、法輪功学習者123人が新たに死亡したことがわかった。そのうち、2014年に当局の迫害により91人が死亡し、2013年は前回の統計より新たに17人死亡したことが判明し、2013年までの死者は15人が新たに判明した。

 つまり、2014年に中国本土で2カ月ごとに15人の学習者が迫害によって死亡したという事である。

图1

2014年に死亡したことが分かった一部の学習者

 2014年に死亡した91人は、 遼寧省21人、吉林省15人、黒竜江省9人、重慶市5人、湖南省5人、河北省4人、河南省3人、陝西省3人、山東省3人、四川省3人、北京市2人、江蘇省2人、江西省2人、貴州省2人、甘肅省2人、新疆自治区2人、福建省2人、天津市、寧夏回族自治区、山西、安徽省、雲南省、浙江省がそれぞれ1人で、図2のように示されている。 

图2

図2:2014年に迫害により死亡した法輪功学習者の地域別人数

 死亡した学習者91人のうち、男性は38人で41.8%、女性は53人で58.2%である。図3のように示されている。

图3

図3:2014年に迫害により死亡した法輪功学習者の性別人数

图4

図4:2014年に迫害により死亡した法輪功学習者の年齢別人数

  二、2014年に迫害死した法輪功学習者の死因の分析

 2014年に死亡した91人のうち、繰り返し嫌がらせ、連行、家財の押収、監視などの迫害によって死亡した学習者が23.1%で、刑務所の迫害によって死亡した学習者が30.8%、留置場と公安局の迫害によって死亡した学習者が18.7%である(図5)。

图5

図5:死因の分析

 三、2014年、迫害死した学習者の一部の事例

 1、張淑賢さんは連行されて24時間以内に死亡

 張淑賢さん(53歳女性)は吉林省図們市曲水村に在住、「とても良い人」だとして近隣の人たちに認められていた。2014年8月7日、同市国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官に連行された張さんは、24時間以内に死亡させられた。「張さんの遺体は胸部から足まで全て黒い紫の傷跡があり、太ももの筋肉が引き裂かれており、陰部の周囲は電気ショックを受けて焼け跡が残っていた。背中は靴で蹴られたはっきりした足跡があり、入れ歯も無くなった」と家族が言った。最高人民検察院の検視官はその場で、「拷問による死亡だ」と言った。

张淑贤

張淑賢さん

酷刑演示:毒打
拷問の再現:殴打

 2、留置場で迫害され死亡した王海金さん

 王海金さん(46歳男性)は2014年4月22日、河北省撫寧県公安局の国保大隊、北戴河海寧路派出所、撫寧県牛頭崖派出所の警官によって連行され、自宅を家宅捜索された後、撫寧県留置場に送り込まれた。留置場で3カ月間、王さんは殴打、灌食、重労働などの迫害を加えられたため、精神的にダメージを受け、全身に力が入らず、歩くことも困難になった。そして10月9日に王さんは死亡した。

王海金

王海金さん

 3、労働教養所の迫害によって項暁波さんが死亡

 黒竜江省ジャムス市の法輪功学習者・項暁波さんは、労働教養所の迫害により精神障害を負い死亡した。

项晓波

項暁波さん

 4、刑務所で殴打され韓海明さんが死亡

 山西省文水県の法輪功学習者・韓海明さんは2012年に懲役3年6カ月の実刑判決を下され、同年4月10日に晋中刑務所に収容された。昨年4月4日、刑務所で拷問を受けた韓さんは脳出血になり、病院に搬送されたが、8日の午前0時に死亡した。韓さんの遺体はすぐに刑務所側により火葬された。

酷刑演示:毒打
拷問の再現:殴打される

 5、洗脳班の迫害で王海田さんが死亡

 吉林省吉林市の法輪功学習者・王海田さんは洗脳班で残酷な拷問を加えられ、内容不明の薬物を強制注射されて死亡した。

王海田

王海田さん

 

中共黑狱酷刑演示:烟熏
拷問の再現:火のついたタバコ2本を同時に鼻に挿入され口を封じられる

 6、放浪生活を強いられた鄭宗業さんが死亡

 当局の迫害により、放浪生活を10年以上を強いられた鄭さんは北京市で死亡した。

 7、嫌がらせ、脅迫、連行、家財の押収、恐喝、監視を受けた劉玉賢さんが死亡

 吉林省吉林市の法輪功学習者・劉さんは当局から、嫌がらせ、脅迫、連行、家財の押収、恐喝、監視などの迫害を受けて死亡した。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/1/3/302691.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2015/1/6/147869.html)
 
関連文章