拷問され精神異常の法輪功学習者 なお迫害され続ける
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 【明慧日本2015年2月12日】遼寧省鞍山市の孫進軍さんは、外出中に警官により強引に連行され、1カ月以内に迫害を受けて精神に異常をきたした。「連行された時点で精神は正常だった」と鞍山市鉄西区公安局の警官は述べている。鉄西区検査院は孫さんに対して不正懲役の裁判を企てている。

 孫さんが精神異常になったことに加えて、不当判決に直面していることに、家族は大きなショックを受けた。孫さんの姉、孫玉華さんも法輪功学習者で、12年前の2003年4月11日に遼寧省女子刑務所で拘禁から1ヵ月も経たずに迫害され亡くなった。享年37歳。

 連行や迫害の経過

 2014年7月21日午後、孫さんは法輪功学習者である友人の周改清さんの自宅を訪れた。鉄西区国保大隊、永楽派出所の警官は、周さんやその息子を強引に連行し、家財を押収しようとしていた。警官は孫さんも法輪功学習者であることを理由に強引に連行し、その日の夜、孫さんの自宅にも行き、家財を押収した。

 孫さんは2000年末から2年間の労働教養を科され、10カ月間期限を延長されて監禁をされた。長期にわたって立たせる、眠らせない、関小号(同じ姿勢を保ち極めて狭いスペースに長時間閉じ込められる体罰)などの拷問を受け、精神異常に至った。そして、瀋陽精神病院で「未定型精神分裂症」と診断された。家に帰ってから、孫さんは法輪功を練習し、体が徐々に回復してきた。

 今回連行された孫さんは、暴力を受け、鞍山女子刑務所に不正に監禁された。精神的、肉体的に大きな刺激や傷害を受け、一度治まった病状が再発した。

酷刑演示:脚踩在手臂上搓捻
拷問の再現:手を靴で踏みつぶされる

 8月21日、鞍山市女子留置場の警官は孫さんを鞍山精神病院に連行した。それを孫さんの家族に告知した。家族によると、孫さんは顔が分からないほどやせていて、はっきりした意識はなかったようだった。手を背中にまわされ、手錠と足かせがかけられていた。

 留置場は診断書を公安機構に提出し、孫さんに対して精神鑑定を要求した。公安局は9月27日において孫さんに対して精神鑑定を行った。しかし「鑑定を行った理由は、7月21日当日は正常であったことを証明するためだ」と公安局は称した。

 その後、孫さんの不当逮捕が許可された。現在、鞍山市鉄西検察院は孫さんに対して起訴しているという。

孙玉华
孫進軍さんの姉、孫玉華さん

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/2/8/304193.html)
 
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