湖南省の法輪功学習者8人に不正裁判 傍聴者が連行
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 【明慧日本2015年2月14日】湖南省の長沙県裁判所で1月28、29日、法輪功学習者・言虹さん達8人に対して不当に開廷した。弁護士5人が回避申請と管轄権異議などの要求を提出したため何度も休廷し、2月9日から13日の間に続けて審理することになった。

 28日午前9時に開廷し、法輪功学習者8人と弁護士が回避申請を提出したため、昼まで休廷となった。

 裁判長、裁判官、裁判員、検察官らはみな共産党員であり、無神論者である。しかし、被告の法輪功学習者8人は有神論者であり、信仰の面で衝突がある。刑事訴訟法28条と31条によると、無神論者は有神論者に対して法廷尋問する資格はない、さもなければ被告者の利益を損なうという。そして、信仰に関する案件は法律によると、裁判所の管轄範囲内のことではない。裁判長、裁判官及び起訴した人たちは回避する必要がある。

 午後4時、まず尋問されたのは長沙県の法輪功学習者・李玄鋼さん(49)である。李さんは10カ月間不当に拘禁されており、やつれている。李さんは以前、中国共産党に懲役4年の判決を下され、1年間の労働教養を強いられたことがある。 李さんの家族も金品をゆすり取られたことが何回かあったという。李さんの弁護士の尋問は何度も申立人に中断を要求され、裁判長は申立人の肩を持った。

 翌日、法輪功学習者7人は分かれて法廷尋問された。寧郷県の法輪功学習者・張新其さんは自らが警官らに連行された過程、拘禁されている間に迫害されて意識を失ったこと、病院で目が覚めたことなどを詳細に述べた。病院の診断結果によると、張さんの鎖骨がずれて変形し、肋骨が6本折れていたという。現在歩けるまで回復したのは法輪功を練習したからだと述べた。

 また、言虹さんは弁護士に「この記録の中の話はあなたが言ったことですか?」と質問された。言さんは、「私は何も言ったことはありません。この記録の内容は捏造された文章です」と答えた。言さんは警官らに「あなたたちは案件を審理するのではなく、犯罪を起こしている」と抗議した。

 長沙県裁判所第十法廷で、法輪功学習者8人に対して裁判が行われた。裁判所は「この案件は非常に特別な案件であり、公開範囲が限られているため家族の傍聴者も代表1人に限り、他人に知らせることは許さない」と言った。一般民衆2人が参加したが、裁判所に入廷した瞬間すぐに警官らに連行された。情報による と、当日の夜に2人は解放されたという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/2/6/304108.html)
 
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