湖南省:傍聴を求めた家族・友人が「違法」
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 【明慧日本2015年1月12日】湖南省懐化(かいか)市の法輪功学習者・唐清英さん、肖桂英さん、尹秋陽さん、唐開菊さんは、同じく学習者の陳開玉さんの上訴案について、法廷での傍聴を求めたことを理由に昨年4月9日以来、懐化市留置場に拘禁されている。

 2013年11月21日、懐化市中級裁判所で陳さんの上訴案についての裁判が行われた。当日、陳さんの親戚と友人は法律に基づいて同裁判所に傍聴を求めた。

 唐さんたち4人は法廷の中にいたため、でっち上げの罪名で判決を下された。清英さん・肖さん・尹さんは懲役4年、唐開菊さんは懲役3年6カ月の不当判決を宣告された。4人はすでに懐化市中級裁判所に上訴している。

 4人は法輪功を学んでいるとの理由で、傍聴を求めたことを「違法」とされた。

 付録:

 陳さんの親戚・友人はどのように傍聴を求めたのか? 当日一体何があったのか? 当時の様子を再現し、これらの事実を通して私達は法律機関の関係者が善良な人を抑圧し、罪のない人を迫害することを知ることができる。

 一、親友が傍聴を求めた際の裁判所の応対

 陳開玉さんの上訴案について裁判を開廷することを家族は一切知らず、市中級裁判所からの通知も受け取っていない。ある善良な人が用事があって裁判所へ行った時、情報を得た。2013年11月21日午前、陳さんの親戚と友人は市中級裁判所に傍聴を求めた際、裁判所の関係者は「午後に裁判を開廷する。傍聴券を人数分配る」と答えた。親戚と友人はその場を離れずに待っていた。

 昼1時過ぎ、親友の中の1人が市・区610弁公室のメンバーが来て、親戚と友人を撮影していることに気付いた。

 二、傍聴は阻止された

 親友は午後の勤務時間になって、すぐ傍聴の準備をした。しかし、裁判所の扉は閉まっており、側面の小さな扉の入口には厳重な警備体制が敷かれ、数人の司法警察と保安が中への進入を阻止していた。家族と友人が傍聴の件を言うと、裁判所の関係者はあれこれの条件を付けて、身分証明書証がないとできないと言った。家族と友人が困っていると、パトカーが市中級裁判所から駆けつけたが、陳開玉さんの上訴案の裁判は終わってしまった。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/12/29/302288.html)
 
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