【明慧日本2015年2月16日】湖南省の湘潭県留置場に強制連行された法輪功学習者・劉立炎さんは昨年6月13日朝、同省長沙市医大附属第二病院で死亡した。遺体は全身に包帯が巻かれていたため、遺族の強い要求で、遺体の司法解剖が行われた。法医学者は「遺体は全身青紫色で脳内に出血があり、内臓は傷つけられていた」と伝えた。
劉さんは正直な性格で、健康で、三輪車の運転士として生計を維持していた。2013年9月2日、劉さんと同じく学習者の魯孟君さんは、バイクに乗って湘潭県射埠頭鎮で法輪功の資料を配っていた時、警官により湘潭県留置場まで連行された。15日間拘禁された後、それぞれ湘潭県留置場と湘潭市留置場に拘禁された。
劉さんが湘潭県留置場に拘禁されたことを家族が知った直後に、劉さんは懲役3年6カ月の不当判決を下された。魯さんは懲役4年の刑罰を下され、昨年6月12日に長沙市女子刑務所に移送された。しかし、2人の家族は何の知らせも受け取っていなかった。家族の親友が劉さんに会った時、劉さんの歯が抜けているのを発見し、家族から送られてきた1000元以上を一銭も受け取っていないことが分かった。親友は家族に「彼にもうお金を贈らないほうがいい」と言った。
昨年6月13日明け方、劉さんの家族は現地の派出所の知らせを受け取った。「今朝6時20分に劉立炎はすでに亡くなって、今すでに長沙附第二病院に横たわっている」という。家族は悲痛な気持ちで病院に向かった。劉さんの遺体は全身を包帯で巻かれ、ただ顔が出ているだけで、口の中はガーゼがいっぱいに詰め込まれていた。家族はそこで強く検死を求め、包帯を開いて見せてほしいと要求した。610弁公室メンバー、派出所と留置場の警官は検死や遺体を見ることを許さなかった。
610弁公室メンバーは「劉立炎は病死したので、3万元を弁償すべきだ」と家族に迫った。しかし、家族は「劉立炎の体はとても健康で、軽い病気もありませんでした。もし病気がある場合、留置場は必ず家族に事情を知らせて、家族は服役中の重病のための一時出所手続きを取ります。これは慣例です」と強調した。これまで、家族は留置場と派出所からいかなる知らせもを受け取っていない。
劉さんの妻は610弁公室メンバーや警官らを厳しく責めた。「劉立炎は何も罪を犯していないのに、あなた達はどうして無残にも彼を打ち殺したのか?!」。しかし、事件の担当者からは何の返答もなかったという。