ケーキを買ってから
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文/中国の大法弟子 清玉

 【明慧日本2015年3月13日】初秋のある日、私は叔母さんに会うため田舎に帰り、ついでに真相資料を配ろうと思いました。

 私の実家は田舎で、今住んでいる都市から遠くなく、30数キロ離れています。真相を伝えるのに便利なので、私はいつも自転車で帰りました。今回も例外ではありませんでした。私は大きい2つのバッグに真相資料を準備して、午前10時半ごろ出発しました。

 家に帰る途中に通る村は、すでに何回も資料を配りました。今回はちょっと遠く離れていて、行ったことがない辺避なところを選びました。私は1カ所1カ所と資料を配り、人に会ったら、「三退」を勧めました。DVDプレイヤーがある家には神韻のDVDを贈り、ない家にはパンフレットを贈りました。村民達が苦しんでいる暮らしを見て、真相を知って救われてほしいと思いました。村民達が真相を知り、喜んでいる様子を見ると、私は感動して涙が出ました。その日私は30人ほどの人を「三退」させました。

 何キロ走ったか分かりませんが、すべての資料を配り終わってから、家に帰る道に戻りました。その時はもう午後5時になり、家に着くにはまだ大分距離がありました。突然お腹が空いたと感じ、考えてみると、朝食を食べた後、まだ水一口も飲んでいませんでした。

 途中にケーキ屋があり、店長は50歳近い農婦でした。私は4斤(1斤は600グラム)のケーキを注文し、ついでに彼女に真相を伝えました。農婦は中国共産党の虚言に洗脳されており、私が法輪功の話を言い出すと、顔色が急に変わり、聞いてくれませんでした。私が買い物をしなければ、私を追い出していたかもしれません。私は無理をせず、お金を払って帰りました。

 叔母さんの家に着いたら夜7時半でしたので、叔母さんはもう夕飯を済ませていました。私を見たら喜んで、「もっと早く来ればよかったのに、こんな暗い中で…」と言い、すぐご飯を作りに行きました。

 私がケーキを出したら、叔母さんは、「こんなにケーキを買って来たの?」と驚きました。私は「そんなことはない、4斤しかないですよ」と言いました。「こんなに多いのに、4斤じゃないわ」と叔母さんは言いました。私が手で量ってみたら、確かに重かったです。買い物に行くとき、いつも重さを気にしませんでした。私は「ケーキ屋のはかりは新しい円盤式で、キロ単位だったので、もしかして農婦が間違って多く渡してくれたかもしれない」と思いました。

 翌日、私は帰り道に、わざわざケーキ屋に寄りました。農婦は近所の人と話をしていましたが、私を見てすぐ顔色が変わりました。私は笑いながら、「お姉さんがはかりを見間違って、ケーキを多くくれたので、お金を返しに来ました」と言いました。

 私は事情を説明しました。農婦と近所の人が感動して、「あなたは良い人ですね。あなたみたいな人は最近いません!」と言うので、私は「私の師父が教えて下さいました。私の師父に感謝して下さい」と言いました。そして、再び真相を伝えましたが、今回は彼女が聞いてくれて、「法輪功はこんなに素晴らしいものだったのですね」と言いました。

 帰ろうと思うと、彼女達は出口まで送ってくれました。ちょうど結婚して出ていた娘さんが帰って来たので、私はお礼を言って帰りました。後ろで、「彼は法輪功学習者で、とても良い人だ」と娘さんに紹介していたのが聞こえました。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/1/24/303535.html)
 
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