遼寧省:外国語教師に懲役5年の不当判決(写真)
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 【明慧日本2015年4月2日】遼寧省鞍山(あんざん)市の法輪功学習者・邢丹さん(女性)は、留置場での迫害により体が極度に衰弱していたが、2月13日に懲役5年の実刑判決を宣告された。判決通知書を受け取った邢さんは、すぐに鞍山市中級裁判所に上訴し、不当判決に断食で抗議したが、留置場で灌食された。

 高校の外国語教師である邢さんは、法輪学を学んでからなお一層、責任を持って授業に取り組み、生徒たちの成績も向上した。生徒に補習をしても邢さんは費用を取らず、生徒たちから尊敬された。邢さんの母親の話しによると、幼い頃から病弱で性格も内向的だった邢さんは、法輪功を学んでから心身ともに健康になったという。

 昨年7月21日午後、邢さんは自宅から鉄東区対炉派出所の警官により連行された。 7月28日午前、邢さんの両親、義理の両親、夫、親族・李雅君さんの6人は鉄東区対炉派出所へ行き、邢さんの解放を求めたが、多くの警官が来て、家族たちを取り囲んだ。邢さんの夫は警官にベルトを抜かれ、手錠をかけられたが、邢さんの姑はショックでその場で倒れてしまった。その後、邢さんの母親は数時間拘留され、夫と親族の李さんは5日間拘留された。

二零一四年十一月十四日第一次开庭时,邢丹被女警架着下车,之后心脏病发作,庭审被迫取消。

第一審の不正裁判で、警官に支えられて車から降りる邢丹さん(その直後に邢さんは心臓発作を起こしたため、裁判は中止となった)

 昨年11月14日午前、鉄東区裁判所は邢さんに対して裁判を開廷しようとしたが、邢さんが心臓発作を起こしたため、裁判を取り止めた。家族は何度も留置場の所長と裁判官に会い、法律に基づき、治療するために邢さんを帰宅させてほしいと要求したが、全て却下された。鞍山市610弁公室の警官は何度も留置場へ行き、邢さんに信条を放棄させようとしたが、邢さんは全て拒否した。

 裁判の当日、邢さんは3人の女性警官に支えられて車から降りたが、両足に力が入らず、警官に引きずられて法廷に入った。娘の様子を見た母親は、泣きながら「娘の足はどうなっているのですか? どうして歩けないのですかと」と言いながら娘の所へに行こうとしたが、 数人の警官に止められた。

 今年1月23日午前9時30分、裁判所は再度、邢さんに対して不正裁判を開廷した。健康状態が悪化していた邢さんは歩けず、警官に支えられて法廷に入った。法廷で邢さんは大きく口を開けて呼吸しており、体もけいれんしており、警官に支えられていた。

 法廷で邢さんの弁護士は、中国共産党中央委員会弁公庁・国務院弁公庁の文書に基づき、法輪功は邪教組織ではないと弁護したとき、裁判官に話しを止められた。そして、裁判官はすぐに木槌を打ち鳴らし、法廷審理を終えたと宣言して法廷から離れた。裁判官は弁護士の弁護権も邢さんの自己弁護の権利も剥奪したという。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/3/12/306163.html)
 
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