江西省:薬物を服用させられた学習者 刑務所で死亡
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 【明慧日本2015年4月9日】江西省新余(しんよ)市の法輪功学習者・周初明さんは4カ月間、刑務所に拘禁されていた間、詳細不明な薬物を服用させられて健康状態が悪化した。その後、健康状態が回復できずに苦しんだ周さんは先月17日午前、無念な思いを晴らせないまま死亡した。享年71歳。

 2007年8月6日、周さんは頼まれた人の家へ行き、衛星受信アンテナ(海外の新唐人テレビ局の番組を見ることができる)を設置していたところ、中国共産党の法輪功に対する誹謗中傷宣伝を信じている人に通報されて連行され、2週間ほど留置場に拘束された。同年12月末、周さんは法輪功の資料を配ったとき、再び連行されて留置場に拘禁された。

 留置場に6カ月間、拘禁された周さんは健康状態が悪化した。ある日、車に乗せられた周さんは帰宅できるのかと思ったが、南昌刑務所に送られて拘禁された。警官は周さんを刑務所に拘禁した後、周さんの家族に知らせた。家族は刑務所に駆けつけて周さんと面会したが、極度に痩せ細った周さんの姿を見た。

 2010年になって、省関連部門から周さんの家族に「刑務所の高齢者・虚弱者・病人・身体障害者は帰宅できる」という通知があった。そこで家族は、すぐに周さんのカルテを提出し「重病のための服役中の一時出所」の許可を申請した。しかし、8月に手続きを終えたが、刑務所側は突然、周さんと家族との面会を禁止し、周さんを刑務所病院に送って4カ月間、詳細不明な薬物を強制的に服用させた。

 同年12月、周さんはやっと帰宅できたが食欲がなく、行動も反応も鈍く、いつも疲れていてよだれを流し、意識も朦朧として失禁し、夜中には何回も起きて外へ行き、人を殴る行動もあったという。

 しかし、こんな状況下でも、中国共産党当局の人はいつも、周さんの家まで来て嫌がらせをした。

 その後、周さんは寝たきりになって極度に痩せ細り、会話もできなくなった周さんは先月17日に死亡したという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/4/6/307172.html)
 
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