黒竜江省の男性法輪功学習者が迫害により危篤
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 【明慧日本2015年4月26日】黒竜江省綏化(すいか)市の法輪功学習者・劉福財さん(53歳男性)は大慶刑務所に迫害されて肺結核を患い、歩行困難となり危篤であるという。

 このように酷い状況下で劉さんはいまだに拘禁されている。重病のための服役中の一時出所の条件を満たしたが「『法輪功の修煉を放棄する旨の書類・保証書』を書かなければ解放できない」と刑務所側から言われた。

 家族は刑務所へ行って劉さんを解放するよう求めたが、担当者がいないとの理由で受付を拒否された。刑務所の所長との対話を求めたが、一日中外で待っても会ってもらえなかった。

 かつて劉さんは多種の病気を患い、長期にわたって薬を服用したせいで大腿骨頭壊死症になった。医学上でも難病である。法輪功を学んで1カ月後、杖を捨て、各種の病気が全治した。地元では皆が知っている奇跡である。「真・善・忍」の教えに従って良い人になることは、衆目の一致するところである。

 中国共産党の法輪功に対する迫害を、劉さんは自身の経験を通して法輪功の素晴らしさを人々に伝えている。2012年3月5日、劉さんは四方台(しほうだい)派出所の警官により不当に連行された。4月19日、綏化北林区裁判所の裁判長・崔有為は、劉さんの家族と弁護士に知らせず、密かに裁判を開廷し、懲役4を宣告した。

 5月24日、劉さんは呼蘭刑務所に移送された。6月4日、家族は劉さんとの面会許可を知らされた。家族が面会に行くと指導員・鄒某、刑務所の医師・韓某が受け付けた。韓某の話によると劉さんは刑務所に拘禁されてからすぐに刑務所の病院に入院したらしく、5日後に危篤通知を出されたという。

 家族は再三、劉さんの解放を求めたが、刑務所側は「私たちも仕方がないのだ。『たとえ監禁して死んでいても解放してはならない』と周永康の命令があるからだ」と言われた。家族が「このまま死ぬしかないのですか?」と聞くと、2人の警官は黙ったままだった。

 劉さんは大慶刑務所に移送されて酷く迫害され、刑務所の病院に入院している。刑務所側は家族に、重病のための服役中の一時出所ができると連絡してきた。劉さんの息子と娘が刑務所へ行くと「劉は協力しないとの理由で『重病のための服役中の一時出所』をすることはできない」といわれた。刑務所側は劉さんを解放せず「何かがあった場合は全て劉の責任である」と言って、劉さんの子供に署名を強いた。

 現在、周永康は逮捕されているにもかかわらず、黒竜江刑務所はいまだに周永康の命令を執行しているとは法律と人権を踏みにじっている。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/4/17/307627.html)
 
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