ウルムチ市の法輪功学習者 物証もなく起訴される
【明慧日本2015年4月29日】新疆ウイグル自治区に位置するウルムチ市の新市区裁判所は4月10日11時頃、地元の法輪功学習者・潘秀花さん、王世連さん、崔德美さんに対して不公平な裁判を行った。
裁判の当日、潘さん、王さん、崔さんは、昨年1月から4ヵ月間、法輪功の資料を大量に作製、印刷、配布をしたことが罪だとされた。しかし、4人は互いに知り合いでもなく、会ったこともないが、共同でお金を出し合って、プリンタを購入したり、作業したりすることはまず無理だと指摘した。さらに、一緒に作業をしていたとされる建物は数年前にすでに壊され、無くなったという事実を弁護士が指摘した。
印刷物などの物証もなく、物証への調査も禁じられたことに対し、弁護士は詰問したが、裁判長は、「それらの証明は起訴に必要ない」と横暴に返答をした。
これまでに、潘さんは2007年6月に懲役3年の不当判決、2001年11月ごろに1年6カ月の労働教養処分、昨年6月28日に連行されるなど、次から次へと迫害を受け尽くした。王さんと妻の崔さんも昨年6月28日に連行されたという。