寧夏:善良な農婦に懲役4年の不当判決
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 【明慧日本2015514日】寧夏回族自治区中寧(ちゅうねい)県の法輪功学習者・胡紅さん(46歳女性)は善良な農婦で、3年前から法輪功を学び始めた。昨年6月、胡さんは青海省デリンハ市で法輪功の資料を配っていたとき、警官に連行され、今年4月の初めに裁判所に懲役4年の実刑判決を言い渡された。

 胡さんは法輪功を学ぶ前に、常に夫に暴力を振るわれ、深刻な精神的ダメージを受け、多種の病気を患った。その後、夫と離婚した胡さんは一人で息子と娘を育て、生計のために、故郷から千キロ離れたデリンハ市に出稼ぎに行った。

 2011年、胡さんは法輪功を学び始めて、心身ともに大きな変化があった。かつて、風邪をひくと注射や点滴をしても12カ月かからないと治らなかった胡さんは、法輪功を学んで健康を取り戻し、顔も若返って明るい性格になった。そして、胡さんはよく自分の体験を親戚や友人に話した。

 昨年624日、胡さんはデリンハ市の懐頭他拉鎮で法輪功の資料を配っていたとき、中国共産党による法輪功への誹謗中傷宣伝を信じた人に通報され、同鎮派出所の警官に連行された。その後、警官は胡さんの住所へ行き、法輪功の関連書籍、法輪功の資料、携帯電話、銀行キャッシュカードなどの私物を押収した。

 その後、デリンハ市の公安局副局長は胡さんを派出所から市留置場に送り込み、公安局国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官は胡さんに対して尋問を行った。

 胡さんは連行された後、胡さんと一緒にアルバイトをしている8人も派出所に連れられ、尋問され書面に記録された。その数日後、市公安局はネット上で胡さんの弟・胡建才さん(法輪功学習者)を指名手配した。

 昨年7月上旬、留置場で胡さんは頭部をひどく負傷し、病院に搬送され応急手当を受けた。しかし、国保大隊と留置場側は胡さんの負傷の本当の原因を言わず、「高血圧で血管破裂を引き起こした」と騙し、胡さんにも「本当のことを言うな」と脅迫した。胡さんの娘は母親の負傷を聞いて、公安局に行き、母親を解放するよう求めたが、国保大隊の警官に携帯電話を奪われ、尾行されて宿泊先のホテルの部屋を捜索された。

 昨年1114日、胡さんは不正裁判を受けた。法廷で胡さんの弁護士2人は法律に基づき、胡さんに無罪を弁護し、胡さん本人も自分で法輪功を学んで体験した法輪功の素晴らしさを述べた。裁判はまる1日かかった。

 その後、裁判の結果はなかなか出ず、胡さんの家族は電話で何度も裁判長に聞いたが、返答がなかった。そして、今年4月の初めに胡さんは懲役4の実刑判決を宣告されたという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/4/8/307262.html)
 
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