寧夏回族自治区: 法輪功修煉者が秘密裏に判決下される
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 【明慧日本2012年12月16日】寧夏回族自治区の中衛市沙坡頭区裁判所は先月20日、秘密裏に裁判を行い、同市に在住の法輪功修煉者・孫建鋒さん(40)に懲役5年4カ月の不当判決を言い渡した。

 孫さんの家族は、孫さんに対する開廷日の通知を待ち続けたが、裁判所は孫さんの家族に知らせず、孫さんの弁護士にも知らせず、秘密裏に孫さんに対する裁判を行った。先月末、孫さんの家族は突然、孫さんがすでに実刑判決を受けたと知った。そのことを聞いて驚いた家族は裁判所に駆けつけ、裁判長に「なぜ、私たち家族に開廷日を知らせてくれなかったのですか」と問い詰めた。裁判長はしばらく黙って、「所長に聞いてみろ。お前たちは控訴しても無駄だ。どこでも受理しないだろう」と怒りながら、脅迫した。

 孫さんは蘭州鉄道局銀川地区の職員である。今年3月30日、孫さんは法輪功修煉者・常秀娥さんの家を訪ねたとき、市国保(国家安全保衛)大隊の警官に尾行され、連行されて市留置場に拘禁された。

 7月11日、沙坡頭区検察院は捏造した罪で孫さんを起訴した。その後、区裁判所は家族に「8月10日、孫に対する裁判を行う」と知らせた。

 そして、8月10日、孫さんの家族や友人が傍聴のため、裁判所を訪れたが、「今日の開廷は取りやめる。開廷日は改めて通知する」という知らせを見た。情報によると、裁判所は弁護士の弁護を恐れて、開廷を突然中止したという。

 その後、孫さんの高齢の両親はいろいろな司法関連部門に息子の無実を訴えたが、誰も責任を負わず、孫さんもずっと留置場に拘禁されたままだった。

 孫さんは法輪功修煉者として、「真・善・忍」に従って自己を律し、いつも人のことを優先するようにしていた。孫さんはまじめに仕事をこなし、親孝行をし、兄弟や友人とよい関係を保っていた。

 しかし、孫さんは法輪功を学んでいるという理由で、中共(中国共産党)当局に4度も労働教養処分を言い渡された。教養所で孫さんは72日間にわたって吊るし上げられ、その後2カ月間もベッドから起き上がれなかった。また、孫さんは灌食や重労働を強いられ、独房に監禁されて迫害を加えられた。いまだに、孫さんの手首には傷跡が残っているという

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/12/8/266330.html)
 
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