【明慧日本2015年5月23日】暖かい初夏が訪れ、ヨーロッパでは観光旅行のオフシーズンから最盛期に向かう。観光地での「脱党センター」も忙しくなり、一群一群に脱退を勧めると、一群一群が脱退する。脱退した観光客は、脱退していない同行に勧める。資料はいつも配布し尽くし、「もっとくれませんか。友達のぶんもください」と観光客が求める状況だ。
「李先生が派遣された人が私達を救っているから、私たちが平安になるのは当然でしょう」
「どうして『三退』してたら平安になれるのでしょうか」と質問した観光客がいる。
あるボランティア・スタッフは「師父の教えに従って皆さんを救うのです。皆さんに真相を伝え、『三退』を勧めるのは、天意に従い、災難を避け、平安を保つことです」と答えた。
「師父とは李洪志先生でしょうか」とある人が質問した。
「そうです」
「李先生が派遣してくださった人が言うのだから、私達が平安になるのは当然でしょう」と観光客は最後に言った。
こうして、30人以上の観光客が脱退した。
副大臣1人、局長8人が脱退
一団の幹部のような年配者がやってきた。「あなたは間違っていない。私達は皆、局長レベルの幹部だ」とボランティアに自ら紹介した後、彼らは新聞を受け取って石の椅子の上に座って読み始めた。「周永康はなぜ胡錦濤、習近平を暗殺しようとしたのか」と1人が発言した。同行の誰もが回答できないので、ボランティアは回答した。「それは江沢民が胡、習を信用できないので、信頼できる側近の薄煕来、周永康、徐才厚に代えて、党首にさせ、法輪功への迫害を続けるようにしたのです。目的は、江沢民が法輪功への迫害の責任追及を避けるためです」
観光客は「胡、習による江沢民派との闘争の目的は何ですか」と引き続き質問した。
「焦点は法輪功です。江沢民らが法輪功に加えた迫害はあまりにひど過ぎて、ひいては生体臓器狩りをしているのです。習近平さんはバカではないので、江沢民らの犯行を続けようとせず、闘争が激しくなったのです」とボランティアは返事した。
真相が分かった年配者らは1人を除いて、他の皆は共産党から脱退した。
他の年配者の一団一団がやってきた。1人は前の人を指しながら「彼は副大臣で、私は局長で、もう1人は専門家です」と紹介した。3人はとても優しくて、そして脱党を進められると、すぐに脱退した。
長年の党員「まず私が脱退して、帰ったら家族に勧めます」
70歳前後の年配者の男性は資料を受け取った後、「私は数十年の長年の党員ですが、脱退します。脱退した後、息子、息子の妻、家族全員を脱退させます。他の国にいる息子がいますが、私はわざわざ行って、顔を合わせて説得しなければなりません。まず脱退させて頂き、帰ったら家族に説得します」と語った。年配者とボランティアの会話を聞いたほかの観光者らは賛成の声を挙げた。
ガイド「脱党するなら、この方に頼んでください。免税のことなら私に聞いてください」
中国語を話しているある男性ガイドはボランティアを目にすると、「脱党するなら、この方に頼んでください。免税のことなら私に聞いてください。お早めに!」と観光客に大声で促した。ガイドの話が終わらないうちに、観光客の一団がわれ先にと争って脱退の登録手続きをした。
バスは最後の3人が脱退してから発進し始めた
西南からやってきた3人が脱退を表明していないことにガイドが気付いた。ガイドは引き続き説得した後、3人は頭を上げて、大声で「脱退します! ありがとう!」と表明した。ボランティアとバスの中の乗客全員は喜んで笑い、手を振って別れを告げた。