浙江省の裁判所 7人の法輪功学習者に不正裁判
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 【明慧日本2015年6月1日】浙江省の余姚(よよう)市裁判所は415日午前、地元の法輪功学習者・戚長星さん、姚紅文さん、黄桂テイさん、陳珍和さん、王春燕さん、余志英さん、邵紅妮さんの7人に対して不正裁判を行った。

 7人のうち5人の学習者は昨年418日、尾行された警官により不当に連行され、他の2人の学習者はその後に連行された。7人はそれぞれ、余姚留置場と慈渓(じけい)留置場に拘禁された。学習者たちの家族は北京の弁護士を雇った。

 留置場に拘禁されていた間、7人の学習者は家族と連絡する権利を剥奪されて警官にさまざまな手段で「転向」を強要され、心身ともに苦しめられた。陳さんは拘禁されている間に夫が亡くなったが、遺体との対面もできなかった。黄さんの家族は黄さんのために1万元を留置場に預金したが、黄さんは受け取れなかったという。

 415日午前835分、余姚市裁判所は第18号法廷で7人の学習者に対して不正裁判を開廷し、北京の弁護士1人と地元の弁護士3人が廷した。開廷する前、裁判所の内外に特殊警官、私服警官が大勢配備され、パトカーも裁判所の近くに多数停車していた。 警官は入廷する人や学習者たちの家族に対して、荷物や身体を厳しく検査した。

 今回の裁判で、余姚市裁判所は5つの違法行為をしたと指摘された。

 1、開廷前に裁判所は7人の法輪功学習者に開廷について知らせなかった。弁護士が揃わないまま裁判が開始された。

 2、学習者たちは手かせ足かせをつけられたまま裁判が開始され、裁判官は何度も学習者たちの発言を中断させた。午後、高齢の陳さんが突然、意識不明になった。その後、陳さんは目覚めたが話すことも立つことも出来ず、横になったままで裁判を受けさせられた。

 3、裁判官は何度も弁護士の発言を中断させ、弁護士が中国権利維持法律条項を読み上げるときも全く聞かず、弁護士の発言権が侵害された。

 4、午後、弁護士の素晴らしい弁護に家族たちは思わず拍手したため、裁判長は弁護士を法廷から追い出した。

 5、検察は証拠を捏造した。法輪功学習者・余さんの署名を偽造したり、法廷で修正した現場のビデオを放送したりした。

不正裁判は午後5時過ぎに閉廷し、裁判の結果は出なかったという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/4/29/308171.html)
 
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