【明慧日本2015年5月29日】江蘇省の豊県裁判所は4月20日、法輪功学習者・李擁軍さん、丁宝亮さんに対して、3回目の不正裁判を行った。法廷で弁護士は李さんと丁さんの足かせをはずすよう要求し、「足かせをつけて裁判するのは違法行為だ」と非難したが、裁判官は「違法でもいい」と返答した。
法廷で李春富弁護士と陳建剛弁護士が李さんの弁護士として出廷した。3月17日の裁判で、弁護士2人が李さんを起訴した証拠は捏造したものだと暴露し、検察官が裁判の途中で法廷から逃げ出したため、裁判は中止しなければならなかった。
弁護士は、李さんの足かせをはずすよう要求したが、裁判官は陳弁護士を指さして警官を呼び、「この人を連れ出しなさい」と指示した。パソコン、公文書など、また片づけないうちに、陳弁護士は4~5人の警官によって両腕を背中に回されて法廷から連れ出され、裁判所の臨時拘留室に入れられた。
その後、警官は臨時拘留室に入って、「裁判官の言うことを聞かなければ、お前を拘留してやる」と脅迫した。
山東省金郷県の法輪功学習者・李さんは妻の劉巧珍さん(豊県裁判所で懲役4年の実刑判決を下された)の解放を求めて、昨年6月6日、地元から豊県裁判所へ向かったが、途中で私服警官に強制連行され豊県公安局に送られた。その翌日、李さんは豊県にあるホテルに連れ込まれ、5日間睡眠を剝奪され、警官に罵られながら、偽りの記録・証人証言などを作られた。
李さん夫婦が拘禁された後、娘2人は生活が成り立たず、親戚に頼るしかできなかったが、癌を患っている劉さんの父親は、ひどくショックを受けて死亡したという。
江蘇省の豊県裁判所
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)