重慶市の夫婦 実刑判決を下される
■ 印刷版
 

 【明慧日本2015617日】重慶市の渝北区裁判所は427日、法輪功学習者・趙時芳さん、周昌生さん、杜雪琴さんに対して第二審を行った。法廷で弁護士は法律に基づき、法輪功学習者たちの無罪を主張をしたが、裁判官はそれに取り合わず、憲法に背き、趙さんに懲役8年、周さんに7年、杜さんに懲役3年執行猶予4年の判決を言い渡した。趙さん、周さんはその場で上訴することを明言した。

 渝北区検察院はかつて、2回も証拠不足で案件を差し戻したが、渝北区公安支局は学習者たちに罪を着せようとし、捏造した証拠を補足したという。

周さんと趙さんは夫婦で理容室を経営している。20131016日午前、周さん夫婦は龍渓鎮派出所の警官に家宅捜索を受け、連行された。警官は周さん夫婦の20年間の貯金30万元を押収した。夫婦は手錠をはめられて一椀水留置場に連行された。

同日、杜さんも仕事中で龍渓鎮派出所の警官に連行され、留置場に送られた。

20131123日、周さん夫婦、杜さんの3人は渝北区検察院に逮捕状を出された。2014123日、同検察院は「証拠不足」との理由で、周さん夫婦の案件を渝北区公安支局に差し戻した。しかし、公安支局は周さん夫婦を陥れるため、同年5月末に再度、偽造した案件を検察院に送った。

昨年1210日、渝北区裁判所は留置場で1年2カ月間拘禁していた周さん夫婦と杜さんの3人に、不正裁判を行った。

法廷で、周さん夫婦の北京からの弁護士2人が法律に基づき、周さん夫婦の無罪を主張した。弁護士は「刑法第300条で法輪功学習者に罪を言い渡すことは適切ではありません。法輪功を学ぶこと自体は違法行為ではありません。それに、検察の立件・証拠には違法性があります」と指摘した。弁護士はまた、「法輪功学習者に迫害を加えることは人権、法律を踏みにじることになり、国家、社会、家庭にもたらした災難であり、歴史の教訓を汲み取らなければならなりません」と述べた。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/5/1/308285p.html)
 
関連文章