広東省:茂名市の青年が不当に連行される
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 【明慧日本2015年7月9日】広東省茂名(もなん)市法輪功学習者・楊日明さん(31)は5月23日の夜11時、「法輪大法は素晴らしい」などの文言を書いた紙を貼り付けた時、巡回中の警官により官渡(かんと)派出所まで連行された。

 深夜2時、官渡派出所、茂名610弁公室の関係者10人近くが、楊さんの自宅に不法に押し入った。楊さんの両親は驚き「何をするつもりですか?」と聞くと「息子が何をしたのか知らないのか?」と答えた。そして警官らは2階に上がった。就寝中だった楊さんの妻と子供は目が覚め「何をするつもりですか?」と4、5回聞いたが、返事はなかった。警官らは法輪功の書籍、テレビ、ラジオなどを押収した。一方、楊さんの両親と妻は、目の前で楊さんが連行されるのを目撃し、心身とも大きなダメージを受けた。

 村民の話によると、楊さんは幼い頃、妙な病気を患って首が動かず、虚弱で勉強が身に入らなかったという。楊さんが病院に診察に行った時、医者に法輪功を紹介され『轉法輪』を借りて読み始めた。その後、いつの間にか首の痛みがなくなり、歯の出血もなくなった。健康を取り戻した楊さんは、アルバイトをしながら親を養い、村民から高い評価を得た。

 現在、楊さんが連行されたため、家族の生計が維持できなくなり、両親はもちろん、子供3人(2歳未満から6歳)が苦境に陥り、親戚からの支援で暮らしているという。

 楊さんの妻は両親と子供を連れて4回、国保大隊(法輪功迫害の実行機関)と610弁公室を訪ね「親はゴミを拾い、私はアルバイトをしていますが、子供3人の食糧を確保できずに生計が苦しいのです」と言って、楊さんの解放を要求した。すると警官は「楊は共産党に反対する罪を犯した。若い法輪功学習者は働き手だから、わざと連行した」と答えた。また「後日、楊を解放するから帰ってくれ」と言ったという。

 村民委員会と鎮のリーダーは「楊さんは良い人で生活が苦しいので、解放してください」と要求する証明書に捺印した。証明書を受け取った警官は村民委員会と鎮のリーダーに電話を掛け、罵ったという。

 楊さんは現在、茂名留置場に拘禁されている。家族6人は一刻も早く楊さんの解放を待ち望み、国際社会の応援を呼びかけている。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/7/6/311989.html)
 
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