【明慧日本2015年7月11日】河北省承徳市の法輪功学習者・チョ連栄さんは無実の罪を着せられたまま、この世を去った。チョさんは生前に承徳留置場に拘束され、迫害を受けていた。
2014年12月13日の晩、河北省承徳市に住む法輪功学習者の一家4人が、法輪功の文言が書かれた横断幕を掛けていたところ、警察に拘束された。連栄さんと連華さん姉妹は翌14日に610弁公室の大隊長によって承徳市の留置場に不当に監禁され、家族との面会も禁止された。また、父のチョ振起さんは豊寧留置場に収監された。
今年3月24日、豊寧留置場から連栄さんの弟のところに連絡があり、連栄さんが断食をして何も口にしないので、迎えに来るよう言われた。家族が連栄さんに会った時、元々は血色が良く、元気に満ち溢れていた連栄さんは、3カ月留置場に拘束されていた間に痩せ細り、顔つきに生気がなくなってしまっていた。家族のことも分からず、家に帰っても飲み食いせず、ときにはひどく苦しみ、目も開けないままだ。少し触れただけでも、驚いて硬く身体を縮め、家族が話しかけても、全く聞こえていない様子で反応がなく、身体も極度に衰弱してしまった。
このような苦痛の中を19日間も堪え忍び、4月20日、連栄さんは50歳で無実の罪を着せられたまま、この世を去った。
連栄さんは生前に計10年にもわたって収監されていた。2001年12月、連栄さんが北京に上京した際に、国保大隊の前大隊長らによって連行された。1カ月間監禁された後、高陽刑務所に移送され3カ月収監された。刑務所内で警官から様々な残酷な迫害を受けた。
2004年12月23日、警官らは再び張さんの自宅で家宅捜索を行い、印刷機やラジオ、法輪功の資料、書籍、通帳(1,000元以上の預金)を押収した。連栄さんは刑務所に連行され、迫害に遭った。2005年1月12日、連栄さんは高陽刑務所に移送され、3年間拘禁された。
2007年9月18日、連栄さんは再び警官に連行され、懲役7年の刑を宣告された。2014年9月17日に長期に及ぶ監獄生活を終えた。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)