【明慧日本2015年7月15日】四川省南充市の順慶区裁判所は6月15日、「法輪功を学んでいる人たちと連絡をとり、集会を開き、法輪功の資料を配った」などを罪名として、法輪功学習者・張林悦さん(51歳女性)に懲役3年の実刑判決を言い渡した。その場で張さんは上訴することを要求した。
今年2月2日、 同裁判所は張さんに対して「神韻公演のチケットを購入した」という罪名で、裁判を開廷した。法廷で張さんの弁護士は法律に基づき、「神韻公演のチケットを購入する行為は違法ではない。張さんに対する起訴を撤回せよ」と要求したが、裁判長は休廷を宣告した。
しかしその後、市610弁公室、順慶区検察院・裁判所は、新たな証拠を捏造し、新たな罪名をでっち上げ、6月15日に張さんに実刑判決を宣告した。
張さんは順慶区財務局に勤め、前後に同市の西城街道弁公室の副主任・財務局弁公室の副主任・婦人委員会の主任・南充市政協委員などに任命されたこともあり、南充市で唯一の「四川省民主建国委員会の女性模範者」という名誉を与えられた。1997年8月、張さんは法輪功に出会って学び始め、1年後になかなか治らなかった持病が完治した。張さんは常に法輪功の教えの「真、善、忍」に従って自分を要求し、人と争うことがなく、温和な性格になった。
しかし、1999年7.2.0、江沢民が法輪功への迫害を引き起こした。張さんは法輪功を学び続けているとして、さまざまな迫害を受けた。
2011年2月24日午前9時、順慶公安支局の国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官4人は、香港での「2010年神韻公演」のチケットを購入したとの理由で出勤中の張さんを連行した。その後、警官は張さんの職場や自宅の家宅捜索を行い、張さんの娘の勉強用のパソコンまでも押収した。
その後、張さんの家族と友人がいろいろな関連部門に足を運び、張さんの釈放を求めた。そして、2011年9月11日、張さんは帰宅させられ、同日、検察院が裁判所に張さんに対する訴状を渡した。3日後、裁判所は張さんに対し開廷し、10月11日に決めたとの通知が張さんに届いた。
それで、張さんは不正裁判を避けるため、家から離れ、放浪生活を余儀なくされた。
昨年9月28日、張さんは成都市柿子巷にある司法局に行き、自ら受けた迫害事実を書いた書類を渡したが、その場で再び連行された。