妻は虐殺 息子は拷問され 男性が江沢民を告訴(写真)
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 【明慧日本2015年7月20日】妻は虐殺され、大学教師の息子は二度も労働教養所に拘禁され、長期間拷問を受け続けて無残な姿に・・・。これは中国邯鄲市に住む李崗林さんの実体験である。

 1999年7.20から今日に至っても、依然として続く江沢民による法輪功学習者への迫害。李崗林さん(69)一家も、被害を被った無数の家庭の中の一例である。定年退職した李さん自身も7回強制連行され、2回の不当な労働教養処分の経験があり、肉体的にも精神的にも深刻なダメージを受けた。

 李さんは先日、江沢民の法的責任を追及して、告訴状を北京最高検察院と最高裁裁判所へ送付した。その後、最高検と最高裁からそれぞれ受理済みの通知を受け取ったという。

 李さんは告訴状の中で心情を綴っている。「私は1995年3月、妻の劉煥青と一緒に法輪功を学び始めました。『真・善・忍』の基準で自らを厳しく律し、『殴られても殴り返さず、罵られても言い返さない』、このようにして、良い人を目指しています。しばらくして、私は心身ともに健康になり、病気もなくなりました。これは言うまでもなく、法輪功が個人や家庭、社会に対して、百利あって一害なしを証明する動かぬ事実です」

 迫害がどれほどひどかったか、李さんは次のように述べている。「法輪功への信奉を諦めさせ、修煉をやめさせるために、邯鄲労働教養所はありとあらゆる手段を使い尽くしました。中には想像もつかないほどの拷問も度々ありました。河北省保定市から移されてきた法輪功学習者・馬玉林さんが2002年末に、医者に神経を破壊する薬を注射されるのを目撃しました」

 以下は李崗林さん一家3人が受けた迫害の実状です。

 妻・劉煥青さんが残虐な拷問で死亡

 李崗林さんの妻・劉煥青さんは、かつて3回邯鄲市復興区の警察に強制連行され、同市第二留置場に収容された。3回目は2000年10月6日、自宅から李さん夫婦2人ともに強制連行された後、劉さんは10カ月間も拘禁された。

劉煥青さん

 どうしても修煉を諦めない劉さんに、警官は重い手錠、足枷をはめて虐待した。留置場副所長の崔樹敏は劉さんを殴ったり、スタンガンで全身を痛めつけたりして、暴行を加え続けた。あまりにも酷い虐待を受けて、劉さんはもともと70キロあった体重が、40キロにも満たないほどになった。息も絶え絶えの状態になって、やっと自宅に帰ることを許された。しかしその時、体はすでにボロボロでもう回復できなくなっていた。1カ月も経たないうちに、劉さんは無実の罪を着せられたまま、苦しみながらこの世を去った。

 息子・李石頭さんが労働教養所で受けた拷問

 李さんの長男・石頭さんは若くて優秀な天津の大学教師だった。石頭さんは2000年12月、不当に労働教養4年を科され、天津双口労働教養所に収容され、様々な手段で拷問を加えられ、侮辱された。これらの拷問は、人前で全裸にする、スタンガンで電撃する、長時間眠らせない、殴打はまさに日常茶飯事。長期にわたり虐待されて、石頭さんは体中に疥癬ができ、ついには全身の皮膚に潰瘍ができ、腐爛した。腫れた手足や体のあちこちから膿汁や血膿が流れ出て、下着を着ることも、靴を履くこともできなくなった。骨と皮ばかりに痩せこけて、足を引きずって歩き、腰は曲がっている。

 大学の教師だった人がこのような無残な姿になろうとは、誰も想像できなかった。ところが、これはまだ迫害の終わりではなかった。2008年7月、中国共産党は「オリンピック期間の規制」という名目で、また石頭さんを労働教養所に収容、1年9カ月後の2010年3月になってようやく解放した。石頭さんは仕事を失ってからすでに10数年間、言葉では言い表せないほどの苦難をなめ尽くしている。

 7回の強制連行 2回の不当労働教養処分

 李崗林さんは告訴状の中でこのように申し立てている。「今回の迫害で、私は7回の強制連行と、2回の不当な労働教養を強いられました。その中の5回は邯鄲復興区勝利橋派出所により実施されました。2005年9月25日正午、同派出所の警官はまた私を騙し、邯鄲労働教養所の裏口を通って、労働教養所に連れ込んだのです。

 教養所は法輪功への信奉を諦めさせ、修煉を放棄させるために、ありとあらゆる手段を使い尽くしました。2002年年末、私は保定から送られてきた法輪功学習者が神経を破壊する薬を注射されるのを目撃しました。2008年7月31日、私はまた勝利橋派出所に連行され、2010年7月31まで2年間、労働教養を強いられました。

 16年来、江沢民が起こしたこの迫害により、私および数千数万の法輪功学習の一家が離散し、家族を失い、私は妻を亡くしました。犯罪者・江沢民を訴えることは、『真・善・忍』を信奉する人々のためだけでなく、江沢民派に追随して迫害に加担した人たちに、改心する最後の機会を与えるためでもあります。彼らに真相をわかってもらいたいと、心からそう願っています。また、改心して過ちを償い、自分を清めることができれば、また明るい未来があるでしょう」

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/7/4/311898.html)
 
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