隣人との土地争い
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文/遼寧省の大法弟子

 【明慧日本2015年7月31日】現在の人は道徳水準があまりにも低いので、農村ではよく土地を奪い合い、いろいろな争いが絶えません。でも法輪功修煉者は違います。

 一、土地の返却

 我が家は四人家族で、五人分の土地を耕しています。私の父の土地は1100平米あり、三番目の兄に残しましたが、兄は耕作しなかったので、私が畑を耕していました。ちょうどこの頃、村のある家族が村役場に自分の二人の子供たちに、一人につき600平米の土地をくれるよう、要求しました。村長は私に、父の土地を村に返すようにと要求され、私はそれを受け入れました。彼の家族は1200平米の土地が必要なので、私の土地から不足分の100平米を受け取りました。この時、私は自分の1200平米の土地に農作物を植えていました。その中の100平米を彼に渡しましたが、彼はその作物の代金を何も支払ってくれませんでした。でも私たち夫婦は、このことで隣の人に何も言いませんでした。これは彼を助けたことになるからです。

 私たち夫婦は二人とも法輪功を修錬しているので、問題に遭った時、師父のこの話を思い出しました。「また他人に利益を侵された時、あなたは他人のように争ったり闘ったりはしません」[1] 私たちは彼と争わないことにしました。村長はいつも土地争いの時、村の人たちにこう話します。「法輪功修錬者を見習いなさい。自分の利益が損なわれた時でも人と争わず、人を傷つけもせず、村長の私にも何も迷惑をかけない、これこそ名利を放下した立派な人たちですね」

 二、塀

 ある日、私の夫の姉は、私に教えてくれました。「早く家に帰って畑を見なさい。あなたの土地の隣に塀を作り、あなたの土地の一部分が取られていますよ」

 これを聞いて、私は思いました。隣の人が塀を作ることは、事前に相談を受けていませんでした。もう作り終わったので、もし私がこの土地のために争うなら、隣の人はまた新しく塀を作らなければいけません。こうすると、隣近所との関係を悪くし、それだけでなく、隣の人に経済的な損失をもたらすことになります。今の世の中は、道徳水準が低くなるに従って、人々の修養も悪くなり、隣の人が私の土地を取ってまで、塀を作ることが発生しました。私は法輪大法の修煉者です。師父はまた、このようにおっしゃいました。「常人と同じように争ったり闘ったりすると、あなたはただの常人になります。もし相手よりも激しく争ったり闘ったりすれば、あなたは相手の常人にも及びません」[1]。師父がおっしゃった通りにすればよい。彼にあの少しの土地をあげてもたいしたことではありません。このように思ったら、隣の人と争う考え方もなくなりました。

 家に帰ったら、隣の人が訪ねてきました。気まずい思いをしていることが感じられました。それで私は塀のことを何も言わないで、いつも通りの世間話をしたので、彼も普段通りに私といろいろ話していきました。

 私は師父のこの素晴らしい大法の教えを得られたことに感謝します。師父の教え通り、私が修煉の道を歩んでいることによって、私利私欲をなくし、それを実行し、師父の教え通りに修めました。これからも師父の教えに従い、他人のために考え、無私無我の人になれるようにします。そう心の中で思うと、すごく幸福に感じるとともに誇りに思えました。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/7/7/311622.html)
 
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