トラブルに遭った際、常に自身から原因を見つけ出す
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文/中国大連の大法弟子 浄蓮

 【明慧日本2013年9月2日】誰もが他人を変えようとし、自分にはいつも寛容で、問題を考える際もいつも自分の角度から考えたがります。これは人間の利己的な面です。この世に生きる人のほとんどはこうでしょう。トラブルに遭った際、如何に自身から原因を見つけ出すかは非常に難しく、しいて言えば不可能に近いのです。

 しかし、この世には今、問題に遭った際に自身から原因を見つけ出し、自分のどこが間違っているのかを自問する幾千万もの人が現れてきています。彼らは他人の不足を見ず、常に自分の内に向けて探し、対立やトラブルの多くを解消し、周辺に平和と調和をもたらしています。どのような力が、これだけ多くの人に、この利益至上主義の社会においてそのようにさせたのでしょうか。誇らしくお教えしますが、それは幾千万人の修煉を指導している法輪大法です。

 全ての修煉者は法輪大法の「真、善、忍」の教えに沿って自分の言動を律し、李洪志先生のお教え通り、「トラブルに遭ったら、自分が間違ったかどうかに関わらず、このことに関して私に間違ったところがあるのか、本当に自分が間違ったのではないかと自らを考え、皆このように考え、最初の念は自らを考え、問題を考えているのです。このようにしない人は本当の大法修煉者ではありません。これは修煉上の最も有効な手段であり、大法弟子が修煉する際の特徴です。いかなることに遭っても、最初の念はまず自分を考え、これはすなわち『内に向けて探す』ということです。 」(『大法弟子とは何か」)、いつでも他人を優先的に考え、良い人、さらに良い人になるよう努めています。

 以下において、私の幾つかのストーリーを紹介します。

 私は非常に敏感で、心が狭く、怒りっぽく、面子を重んじる人です。主人とはよく小さなことで仲たがいし、しかも必ず優位に立たなければならず、彼の間違いを探し、牛の角先に向かって潜り込み、寛容とは程遠かったのです。主人が仕事で帰りが遅くなったら、私は何度も電話をかけ、彼が帰宅してからも落ち着かず、甚だしきに至っては彼を一晩中苦しめて寝かせず、往々にして心身共に疲れきって、二人とも大変な目に遭ってしまいます。

 2004年、私は『轉法輪』を拝読し、真に大法の修煉を始めました。本の中から、私は多くの道理を知り、人間に苦難と苦労があるのは、その全てが因縁関係に由来し、自分の業力によってもたらされたことだと知りました。師父は修煉者に、いつでもどこでも他人のために考え、トラブルに遭った際、まず自分のどこが間違っているかを考え、殴られても殴り返さず、罵られても言い返さず、高い基準で自分を律し、絶えず心性を高めるよう教えられています。私はこの道理が分かってから大法の要求に従い、トラブルに遭ったら以前の自分のやり方を変え、大法の要求に従って自分自身から原因を探しています。多くの事実によって証明されたのですが、李洪志先生のこの大法は、本当に人を変えることができるのです。

 大法に出会ってから、私は時間があれば学法煉功し、本にある道理に深く感動し、心が動かされ、私は真に変わりました。

 主人は昇進に伴い、外での付き合いが多くなり、一回、彼は酒に酔ってしまい、運転手が彼を家に送ってくれました。私は怒らず、階下に行って彼を迎え、彼を支えて家に上がって来ました。帰宅後、私は彼の上着、ズボン、靴下を脱がせ、彼を寝かせ、彼の嘔吐物を何一つ文句なく片付けました。心の中で思ったのは、師父がおっしゃった他人の立場に立って問題を考えるという教えだけでした。以前の私は彼が酔って帰ることを最も嫌い、彼のことを配慮するどころか、怒ってしまうことがほとんどでした。今は大法が私を変え、私は他人のために考えられるようになりました。主人は週に二、三回、外での付き合いがあって、時には一週間も連続して外食です。そのとき、私は心の平然を保ち、自分のやるべきことをこなし、彼には自分の健康を考えてなるべくお酒を少なく飲むように言い聞かせました。その後、二人の間で二度とこのことで喧嘩はなくなり、大法は徹底的に私を変えてくれました。

 私は面子を非常に重んじる人です。ある時、姑の家で、主人は大声で私を責め、そしてしつこく絡んできて、私はとても面子がなくなりました。以前の私なら、絶対に彼と口論になり、勝敗を決めないと諦めなかったはずです。しかし、今の私は大法弟子ですので、大法の要求に従わなければならず、大法に泥を塗ってはいけないと思い、そして自分に問題がなければ主人はこんな態度を取るはずがないと考え、内に向けて探すことにし、彼とは争いませんでした。このことを通じて、私は自分の面子の心を放下し、家庭の不和を免れました。そして、この件は姑の家族にも深い印象を残しました。これはその後、姑に言い聞かされたことですが、小姑の主人は帰宅後、小姑に、「兄嫁をみて、兄にあれだけ言われても一言も言い返しませんでした。あなたも法輪功を修煉してみてはどうですか?」と聞いたそうです。

 また、ある日、私は主人と一緒にスーパーに買い物へ行こうと家を出て、車に乗るや否や、私の一言(今はもう覚えていませんが)で彼はかんかんに怒りました。私の第一念は、内に向けて探し、必ず自分に問題があるから彼を怒らせたのだろうと思いました。私は穏やかに何も言わず、彼もその後は何も言わなくなりました。スーパーに着いて、中に入ろうとするとき、主人は自発的に私のカバンを持って、後ろめたく声を掛けてきて、あんなに怒るべきではなかったと言ってくれました。以前であれば、いつ終止符が打たれるか分からないほどの争いが、こうして退避できました。そして、その宝物は師父が教えて下さったうちに向けて探すことでした。

 法輪大法は幾千万人の修煉者を変え、私はその一員に過ぎません。トラブルに遭ったら内に向けて自分の問題を探し、大法の中で自分の心の容量を絶えず増大させ、法輪大法は幾千万人の道徳回復をもたらし、トラブルを解消し、こここそが浄土です。道徳の向上、次元の昇華に伴い、私は各方面で良くなり、知らず知らずのうちに健康になり、以前の生理痛や時々感じる心臓の痛み、咽頭炎、鼻炎もなくなり、大法が私を変え、新しい私、心身ともに健康な私を作り出してくれました。

 どんな言葉を尽くしても師父への感謝の意を表し切れません。師尊のお教え通りに良い人になり、さらに良い人になるよう努めます。

 師父の済度のご恩に感謝し、精進をもって師父のご恩にお返し致します!

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/8/27/278679.html)
 
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