文/中国の大法弟子 小玉
【明慧日本2013年5月30日】2005年の春、野菜のハウス作りの時期が迫っているため、村民が請け負制で土地を家ごとに分けることになりました。一家につき2分(1分は0.067ヘクタール)から3分の土地が分けられます。今の世の人は自分のことしか考えず、自分だけが多めにもらいたい、水やりも便利な場所がいいと考え、そうなると争いになってしまい、土地が分けられなくなってしまいました。村長は警察と警察所長を呼び、後楯にしました。
分配の日、姑は早朝から行き、水やりに便利な6分の土地のテントハウスを得ることができました。姑、義理の弟、私の3家族で分けるのにちょうどよい面積でした。我が家の番になった時、王三さんという人がどうしても自分が1分欲しいと言い出しました。姑と義弟が譲れないと言うと、王三さんは罵り始め、両家の喧嘩が始まりました。警察と見物客が100人近く集まって来ました。私は状況を見てまずいと思い、大きな声で「私はこの土地はいりません。王三さんに分けてあげて下さい」と言いました。瞬間に静まり返り、みんなが私を見ていました。姑は納得がいかず、私を罵り始めました。「あんたはなんでそんなに弱いの。迫害される(拘禁されたことを指す)だけでも大変なのに、今また、どうして踏みつけにされるの」と姑に言われました。私は「私は修煉者だから、こうしましょう」と返事しました。
姑と義弟はかなり怒っていましたが、村長は親指を立てて「あなたは他人のことを思っています」と言いました。警察所長は私を呼び「玉さん、今日はいいことをしてくれました。昔は色々と申し訳ないことをしました。許してくださいね」と言いました。私は「気にしないでください。今後は法輪功修煉者を捕まえないで下さい。みんないい人達です」と言いました。真相も話しました。警察所長は最後に「どうもありがとう。『法輪大法は素晴らしい』と覚えました」と、うれしそうに言いました。
2005年7月、私が野菜を売っての帰り道、村人のAさんの家の前を通りかかった時、A家とB家の人が喧嘩をしていました。原因は、A家の玄関の地盤が低く、B家が壁側に煉瓦を積んでいたので、当時ちょうど雨季で、A家の門前に雨水が溜まり、人が出て来られませんでした。A家は雨水が流れて来ないように、溝を堀っていました。すると、雨水がB家の門の中まで流れ込み、両家がそれで喧嘩をしていたのです。私が仲裁に入り両家の人を帰らせました。
私は自転車を家に置き、つるはしとスコップを持って溝を掘りに行きました。B家の同意を得て煉瓦を北側に移動し、溝を掘り始めました。その時はちょうど昼ごろで、太陽が痛いほど照りつけていました。両家はお昼ご飯を食べており、食事後 に出て来て、私が溝を掘っているのを見て、申し訳なさそうな顔をしていました。両家の人達も一緒に溝を堀り始めました。溝ができ、雨水が流れ出て行きました。みんなの顔が笑顔になりました。その後、村長がこのことを知り、村の大会で私は 褒められました。
私はどんな言葉を使っても、師父への感謝の気持ちを言い表せません。師父の大法が私を無私無我で人を思いやり、幸せな人にしてくださいました。偉大な師尊の慈悲の下、宇宙大法を修煉することができて大変光栄です!
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2013/5/26/140132.html)