瀋陽市:法輪功学習者7人が不当連行
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 【明慧日本2015年8月3日】遼寧省瀋陽市公安局の和平分局は5箇所の派出所から十数人の警官を派遣し、16日朝から大東区農業大学付近に在住する法輪功学習者7人を不当に連行した。7人は李薇さん、孔繁珍さん(56歳女性)、林紅さん、張文藝さんと娘、馬炳貴さん(男性)、小穎さん(30代女性)である。

 警官は7人の自宅にあるパソコン、プリンタ、レコーダーなど大量の私物を押収した。現在、妊娠している小穎さん以外は瀋陽市留置場に拘禁されている。

 当日の連行行動の詳細は以下である。

 朝6時、渾河湾派出所の警官10数人は孔繁珍さんの自宅に侵入し、孔さんを連行したうえ、家財を押収した。さらに、孔さんの夫と娘に出勤すら禁止した。孔さんの夫も手かせを掛けられた。孔さんの自宅を訪ねてきた孔さんの姉は警官が押収する場面を目にしたため、外出禁止とされた。姉はその場で心臓病が再発し、けいれんが止まらなかったという。家族の強く要求で彼女はようやく病院に送られた。一方、孔さんは1日派出所に拘禁された後、瀋陽市留置場に拘禁されたという。

 李薇さんは瀋陽市の農業大学年寄幹部所に勤め、林紅さんと一緒に和平区呉淞派出所の警官に不当に連行された。

 張文藝さんは娘と一緒に連行された。張さんの夫は1カ月前に亡くなり、彼女の80代の母の面倒を見る人は張さんしかいない。そのため、張さんが連行されてから、母は毎日泣き、生活の苦境に陥った。張さんの娘は農業大学の教授で、研究課題を抱えている。学校側はすでに解放を要求したが、相手にされなかったという。

 馬炳貴さんも連行されてから、精神病にかかっている娘(20代)の面倒を見る人はいなくなった。

 小穎さんは農業大学の講師である。今度は妊娠しているため、夫が5000元(およそ10万円)の一時金を納めてからいわゆる「一時出所」ができたという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/7/27/313141.html)
 
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