豪州:スカイ・ニュース独占インタビュー 中国共産党の生体臓器狩りを報道(写真)
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 【明慧日本2015年10月25日】オーストラリアで250万人の視聴者を有するケーブルテレビ、オーストラリア・スカイ・ニュース(Sky News Australia)は、2015年7月11日午前8時45分と午後1時45分、カナダの人権弁護士のデービット・マタス(David Matas)氏に対する独占インタビューを放送した。インタビューワーはベテラン記者のデイビッド・リプソン(David Lipson)氏がつとめた。番組では中国共産党により良心の囚人、特に法輪功学習者に対する臓器狩りが行われていることと、その多くの証拠が挙げられ、臓器狩りが確実に存在している事実だと結論付けた。また番組では、各国が生体臓器狩りに反対し実際に行動を起こしていること、オーストラリア連邦や州議会が、どのような措置をとるべきかについて、マタス氏の主張も放送した。

ベテラン記者でニュースアナウンサーのデイビッド・リプソン氏がマタス氏に対してインタビューをする様子

 下記はインタビューの一部である。

 リプソン氏「マタスさん、中国当局はいまだに法輪功学習者に対して生体臓器狩りをやっていると言われていますが、何か証拠はありますか」。

 マタス氏「ご承知の通り、証拠を探すために直接的な調査を行うことは非常に困難ですが、我々の結論は複数の証拠によって導き出されたもので、1、2件の事実によって得られたわけではありません。一部の証拠を紹介しましょう。ある病院では臓器移植手術が大量に行われましたが、それらの臓器の出所は不明でした。また、臓器移植が行われた多くの病院に電話調査を行ったところ、法輪功学習者の臓器が摘出され販売されたことが明らかになりました。拘禁中の法輪功学習者は皆、血液検査を受けさせられましたが、法輪功学習者以外の人は血液検査を受けていません。また、中国で移植手術を受けた外国人患者の経歴等々、様々な証拠を総合的に勘案し、次の結論を得ました。即ち、良心の囚人、主として法輪功学習者は臓器狩りをされています。また、チベット人、ウイグル人、地下教会の信者なども含まれます」。

 リプソン氏「中国当局はかつて、臓器は死刑囚から得た物だと述べました。そして最近、強制的な臓器摘出を停止すると宣言しました。それでは、現在の臓器はどこから来たのでしょうか」。

 マタス氏「中国当局は強制的な臓器摘出を停止すると宣言しましたが、一方で死刑囚は臓器の主な提供者として正規化される見込みです。つまり、臓器摘出は停止されておらず、言い方が変わっただけです。更に、臓器移植には血液や組織が適合する必要がありますが、多くの病院は7日間で適合する臓器が見つかると言いました。毎年数万件の臓器移植手術が行われるなら、数万人の死刑囚が処刑されなければなりません。それは不可能です。中国共産党の声明は矛盾しているのです」。

 リプソン氏「それらの臓器移植手術について、外国人が中国で受けたものだと証明できますか」。

 マタス氏「かつては外国人が主でしたが、キルガー氏と私がレポートを発表した後、移植手術を受けた患者は中国大陸の病人に変わりました。外国人は大分減っていますが、しかし、まだ存在しています」。

 リプソン氏「オーストラリア人もいますか」。

 マタス氏「移植渡航のオーストラリア人はかつて確かにいました。それは医師との会話によって確認できたし、私も幾つかのオーストラリアの病院の医師と話したことがあります。彼らにはそのような患者がいました。中国で臓器移植を受けた後にも、拒絶反応等を抑制する薬など、手術後の治療が必要です。そのため、医師達はそのような患者を知っています」。

 リプソン氏「最近のことですか」。

 マタス氏「最近確かに医師と話しました。それはオーストラリアの医療システムの漏れです。もしオーストラリアで移植のために人を殺せば、明確な犯罪です。外国で同じことが行われたら、同じく犯罪と見なされるべきです。しかし、オーストラリア及び各州と海外領土では禁止する法律がまだ無いし、政府に報告すべきとする条約もありません。よって、私たちの調査は医師との会話だけに基づいています。医師達は『中国へ移植目的で渡航した病人に会った』と言いました」。

 リプソン氏「多くの国の議会では決議が可決されました。例えば、欧州議会やアメリカ国会で可決された議案などです。それらはただの声明でしょうか」。

 マタス氏「多くは法律の改正を伴うもので、イタリア、スペイン、台湾などでは法律を改正しました。豪州のニューサウスウェールズ州のある議員は、法律の改正を提案しました。南豪州の臓器移植委員会は今月の締め切りまでに提案する予定です。カナダ、フランスは改正案を提出しましたが、まだ可決されていない状態です。つまり、国際的に法律で臓器狩りを禁止する傾向があるということです」。

 リプソン氏「中国はわが国の最大な貿易対象国です。生体臓器狩りについての議案や立法において、どう対処すべきでしょうか」。

 マスタ氏「オーストラリアとの貿易をしている中国人は皆商人であり、政府官僚ではなく、彼らも中国共産党のやり方を受け入れていません。オーストラリアは中国との貿易をしている時でも、この件を人権問題として取り上げる必要があります。両者は矛盾していません」。

 リプソン氏「オーストラリア連邦政府は、生体臓器狩りを制止するために何かできますか」。

 マタス氏「連邦政府だけではなく、州議会や領地議会も、海外からの非合法な臓器移植を禁止するよう立法すべきです。連邦政府は、臓器移植に従事した人の入国を禁止すべきで、オーストラリアは関連する国際条約も批准すべきです」。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/7/12/312331.html)
 
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