吉林省:法輪功学習者夫婦 迫害により夫は死亡 妻は拘禁
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 明慧日本201510月31日】吉林省楡樹(ゆじゅ)市の法輪功学習者・鄧立娟さん(47歳)、鄭福祥さん夫婦は、法輪功を学んでいるとの理由で、当局に迫害を加えられた。夫の鄭さんは労働教養所に拘禁されて拷問を受けた末、死亡した。享年35歳。鄧さんは今年8月、親戚に法輪功が迫害されていることを話したため、監視カメラに撮られ、警官に連行された。

 その後、鄧さんの父親が公安局に行き、娘の解放を求めたが、娘の姿さえ見ることができなかった。

 鄧さんは病気を治療するため、法輪功を学び始めた。法輪功を20数日学んだだけで病気が完治し、家族と幸せな日々を過ごせた。

 しかし、1999720日、江沢民は法輪功迫害を引き起こし、全国のメディアが一斉に法輪功を誹謗中傷し始めた。鄧さん夫婦は「法輪功迫害の停止」を求め、北京に行ったが、地元に送還され拘留所に2カ月間拘禁された。家には他に誰もおらず、6歳の息子がただ一人、取り残された。

 2002311日夜11時 過ぎ、鄧さん一家は熟睡中にドアを破壊され、青山郷派出所の警官数人に不法侵入された。警官は何の証明も提示せず、いきなり鄧さん夫婦を布団から 引っ張り出したため、子供が驚き、大声で泣き出した。警官らは罵りながら、鄭さんの生殖器を蹴り上げ、皮のベルトで鄭さんを20分間殴り続けた。鄧さんは警官の暴力行為を制止したが、警官に殴られた。連行された鄧さん夫婦は、留置場に拘禁された。鄭さんは警官に腹部、胸部にスタンガンで、電気ショックを加えられた。そして、鄭さんは断食して迫害を抗議したが、強制的に濃塩水を灌食された。

酷刑演示:电棍电击
拷問の再現:スタンガンで電気ショックを加えられる

 その後、鄧さんは1年の労働教養処分、鄭さんは3年の労働教養処分を下され、それぞれ労働教養所に収容された。

 鄧さんは1年後、帰宅したが、警官に自宅までついて来られ、騒がれた。そのため、鄧さんは家から離れ、余儀なく放浪生活を強いられた。

 鄭さんは長春市朝陽溝労働教養所に入れられた当日、拳や鉄のチューブで頭部、背中、 腰部など、殴打され、呼吸が乱れ、負傷した上、バケツで冷水を頭から浴びせられた。その後も、毎日、重労働を強要された鄭さんは絶えず、虐待や拷問を受け たため、咳きが止まらず、健康状態が悪化し、20036月に検査を受け、肺結核だと診断された。それで、家族は鄭さんの病気治療のため、「一時出所」を求めたが、教養所側に無視された。

 その10カ月後、気息奄々(訳注:きそくえんえんとは、息が絶え絶えになり、今にも死にそうな状態をいう)の鄭さんは吐血したため、教養所側が責任を負うのを恐れて、200446日に家族に連絡し、鄭さんを帰宅させた。その翌日(47日)の朝4時、鄭さんは冤罪を晴らさないまま、この世を去った。

 鄧さんは夫のことを知り、家に帰ったが、夫の死に間に合わなかった。そして、鄧さんは夫の墓参りをしたが、墓所で、警官に連行されそうになった。

 父親を亡くし、母親が迫害で家に帰れなかったため、息子は自分で生計を立てなければならなかった。13歳のときから息子は、アルバイトを始めた。しかし、20106月、息子は交通事故に遭い死亡した。

 今年8月、連行され拷問を受けた鄧さんは、髪の毛をたくさん引き抜かれ、意識不明になった。その後、警官に冷水を浴びせられ、目が覚めたという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/10/13/317474.html)
 
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