【明慧日本2015年10月31日】中国国家主席・習近平氏は10月23日にイギリス・マンチェスター市政府が主催した昼食会に出席した。これでイギリス訪問の全日程が終了した。当日、平和的な陳情を行っている法輪功学習者たちは、マンチェスター市政庁に訪れた。陳情にきている法輪功学習者の隊列の中央に入った当市の市議員Kevin Peel氏もいた。
法輪功学習者たちは「江沢民に法的裁きを」と書かれた横断幕を掲げた。法輪功は当日イギリスの主要メディアの報道の焦点となった。
写真1:10月23日マンチェスター市政庁で「江沢民に法的裁きを」と書かれた横断幕を掲げ、平和的に、陳情をする法輪功学習者たち |
市警察「ここは必ず習近平氏から見える場所です」
平和的な陳情を申請する過程で、警察は「必ず習近平氏から見える場所を許可します」と言い、広場右側の市政庁の傍を勧めてくれた。
12時ごろ、数台のバイクが先導して、10数台の車が次々と広場に到着した。数十人の中国政府高官や随行する人たちが車を降りた。彼らの殆どは周辺を一回り見てから市庁舎に入っていった。
写真2:10月23日、「法輪功の迫害反対」「生体臓器狩り反対」「法輪大法は素晴らしい」の支持を表明するために、陳情の隊列に入る市議員Kevin Peel氏・中央 |
習近平氏がマンチェスター市に到着した日、市議員Kevin Peel氏は中国の人権問題についての会議を主催し、法輪功学習者に発言を要請した。市議員数人やヨーロッパ議員Theresa Griffin氏も出席した。
Kevin Peel氏は「中国の人権問題については、我々市議員にとって、市民の観点から見たことを伝達することが重要です。マンチェスター市民は人権に非常に関心を寄せています。中国の会社からの投資を惹き付けるのも重要ですが、人権問題の喚起も同じく重要です。私たちはほかの都市や、全国およびヨーロッパ全土の政治家まで、働きかけていきたい」と語った。
BBCなどの主要メディアが中国共産党による法輪功への迫害の実態を報道
マンチェスター地方テレビ『thatsmanchester』の記者が法輪功学習者の陳情の現場に駆けつけ、中国で3年間拘禁されていた女性の畢さんを取材した。畢さんは中国で一番悪名の高い・馬三家刑務所で拘禁され、酷く殴られた上、ライターで顔を焼かれるなどの拷問を受けた。拘禁されていた間、畢さんは血液の検査も受けたことがあった。記者は「法輪功とはなにか、中国共産党はなぜ法輪功に迫害を加えるのか」と詳しく尋ねた。
『金融タイムズ』の記者・Andy Bounds氏は劉さんを取材した。紙面で2人が受けた迫害を詳しく述べた上、法輪功とはなにかについても、非常に正確に発表した。劉さんは一家10数人が法輪功を修煉しており、妹が迫害されて死亡し、劉さん自身も9回も強制連行され、30種類以上の拷問を受けた。
BBCの記者も現場に駆けつけ、畢さんと劉さんを取材し、迫害の実態も客観的に報道した。
『alfordstar』の報道は、現在全世界で広まっている「江沢民告訴」について重点的に述べた。紙面では、はっきりと分かっているものだけでも3858人の法輪功学習者が迫害されて死亡したこと、19万人が江沢民告訴の案件を提出したこと、ヨーロッパ議会が2013年12月、「中国共産党による法輪功学習者からの生体臓器狩り」をやめるようにという決議が可決されたことなどを述べた。
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2015/10/25/153378.html)