ネットとスマートフォンに対する執着を取り除こう
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 【明慧日本2015年11月16日】最新の師尊の説法を拝読し、自分が修煉当初ほど精進しなくなった理由や、法を正す進展についていけなくなった理由を見つけました。悟らせて頂いた師尊に感謝致します。

 師尊はこう仰いました。「ここで一つの問題が現れました。どのような問題でしょうか。すなわち、他人と会っても交流をせず、ショートメッセージだけを送ります。皆さんに教えますが、それは宇宙人がやることです。人間には交流が必要です。人類社会の数千年の正統文化や神伝文化、そして人間の状態には、人々の間の交流が欠かせません。」[1]

 修煉する前、私はパソコンに非常に興味を持ち、修煉から十数年間、常にパソコンを利用して大法の真相を伝えてきました。メディア関係のプロジェクトに携わるようになってからも、常にネットを利用して情報を伝播し、目の前には常にパソコンとスマートフォンがありました。特殊な事情がない限り、自ら同修を訪ねたりせず、ネットとスマートフォンで同修と連絡を取ってきました。

 過去を振り返ると、修煉を始めて間もない頃からグループ学法や交流、集団活動に消極的な態度を取り、ほとんど参加しませんでした。家にはネットがあるので大法の真相を伝えることができるし、明慧ネットを閲覧することは、同修と交流しているに等しいなどの言い訳をしていました。師父が法理上で明確に要求されてから、ようやくグループ学法に参加し始めました。数回のグループ学法を通じて、同修との交流を排斥していた心が、若干改善されたものの、大きな変化はなく、多くの人と一緒にいることにどうしても違和感を感じていました。

 最近、ネットでパソコンの部品を売り買いする過程で、再び執着にとらわれて、連続数回グループ学法に参加しませんでした。その後、修煉状態がますます悪くなっていき、それらの部品に執着すればするほど、さらに良いものを買おうとして、その欲望から永遠に抜け出せないような気さえしました。根本原因が分からない私は、消極的にその欲望を排斥していましたが、今回の師尊の説法を見てから、ようやくわかりました。そこには宇宙人の要素がありました。それらのものを好み、追求すればするほど宇宙人に操られてしまいました。

 私にはもう一つの問題がありました。小さい頃から、家族や親戚、友人達には非常に冷淡で、世間の物事に対しても興味を持ちませんでした。修煉してから心性は少し向上しましたが、その冷淡さはあまり変わりませんでした。家族に対し情を生じない自分は、良く修めていると錯覚していましたが、今回の師父の説法を学び、そこには恐ろしい要素が隠されていることが分かりました。師尊はこう仰いました。「宇宙人と言えば、彼らの星には情というものがありません。地球には情がなければ恐ろしいことになります!」[1]

 これを読んだとき、小さい頃よく見ていた日本の漫画やSF映画の画面が頭に浮かんできました。その中の人物はロボットのように表情がなく、冷たくて、人間によって作られた人間や宇宙人などが、よく登場していました。それらの作品の背景にある環境も陰湿で、退廃したものが多かったです。おそらく、これらの冷酷無情で、暗い要素が小さい頃から私の頭に注ぎ込まれ、私をコントロールしてきたと思います。

 また、師尊はこう仰いました。「そこには感情というものがないので、どのようにして社会のつながりをしていくのでしょうか? 技術に頼ります。技術の高い人は自分の上に立ち、最も技術の高い人はリーダーになります。彼らは技術の為に生存し、最初はただの次元の低い生物でしたが、生存のために生存しているうちに徐々に技術を用いて生存を維持するようになり、終いには技術が最も重要なものになりました。正にそうです。」[1]

 私自身、大法の真相を伝えるプロジェクトに参加している間、同修の心性を見ずに、常に同修の技術力を見てきました。もし同修の技術が良くなければ、彼らを見下したり、彼らはそのプロジェクトに適さないと思っていました。プロジェクトの中で同修達が働く作用や、自身の修煉要素がそこに含まれていることを考えることが出来ず、師父の苦心の按排を第一位としませんでした。

 パソコンが好きな私は、よくスマートフォンや電子書籍を使って学法し、他の同修にもこれらの「便利な」道具を使うよう薦めました。しかし、それらの物は人類の正常な環境と合わず、そのような学法方式も法を敬うことからかけ離れていることに気付きました。何故なら、それは神が人間に残した正統な文化ではないからです。

 私の子供達も、非常にスマートフォンを好んで使っています。それらのものに溺れてはいけないと、いつも言い聞かせますが、あまり効果がありませんでした。やはり私からの影響が大きかったと思います。父母として自分の修煉の不足によって、子供弟子に悪影響を与えてはいけないと思います。

 師尊は最新の『論語』及び『二〇一五米国西部法会での説法』の中で、科学と宇宙人の問題について言及されました。それによって私は、自分の中にある科学や宇宙人の文化をきれいに取り除かないといけないことを再認識しました。宇宙人の要素を取り除き、正統な人類文化を後世に残すのも法を正す時期の大法弟子の責任だと思います。

 もちろん、ネットを通じて大法の真相を伝えるプロジェクトも必要ですが、それに溺れてはならず、技術を崇拝することは、なおさらいけないことだと思います。神韻公演に使われている立体背景画面は、パソコンから制作されていて、中国大陸の大法弟子は、パソコンやプリンターを利用して真相資料を作っていますが、私たちはただ衆生を救うためにそれらを利用しているだけで、自分の目的をはっきりと認識しなければいけないと思います。

 どうか、私と同じくパソコンや技術に執着している同修たち、特にスマートフォンに溺れている若い弟子たちが、その執着から抜け出し、共に向上できるよう願っています。

[1]李洪志師父の経文:『二〇一五年米国西部法会での説法』

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/11/9/318803.html)
 
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