福建省の裁判所:法輪功学習者の弁護士出廷を阻止
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 【明慧日本2015年11月7日】法輪功学習者・林美芳さんと張水蓮さんは先月8日、福建省福州市鼓楼(ころう)区の検察庁に起訴された。裁判所は林さんの弁護士の出廷を拒否した。

 先月12日、林さんの弁護士は弁護士事務所の紹介状、委任状、弁護士証明書を持って、区裁判所を訪ね、林さんに関する資料を調べようとした。しかし、関係者に不当な理由で断られた。

 弁護士は関係者に法曹機関の責任者に電話で確認するよう申し出た。関係者は電話で確認できたにもかかわらず、弁護士の委任手続きを拒否した。

 中国の現在の法律によると、弁護士の権利は法曹機関の管轄となり、裁判所には管理されない。弁護士の弁護権利は当事者やその家族からの依頼により効力が生じるもので、裁判所側は奪う権利がないと定めている。

 12日当日、林さんの弁護士は意見書を記入し、裁判所の違法行為をやめさせるよう要求した。

 13日、弁護士は関連資料を添付し、区裁判所の刑事案件の責任者に郵送し対応を求めた。

 15日は区裁判所所長の一般者との面談日で、弁護士は再び所長に関連手続きと証明書を提出し、書面での対応を求めた。

 しかし、半月経って裁判所側は弁護士に非公式な調停を申し出たが、弁護士に拒否された。弁護士は自分の弁護の権利は合法であり、受理されない場合、書面に理由を明白に書くようにと要求した。

 その後、当裁判所は当時の関係者が長期休暇に入ったとの理由で対応を後回しにした。現在、関係者の休暇も終わったが、裁判所側はいまだに弁護士に回答をしていないという。  

(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照) 

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/11/2/318521.html)
 
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