智慧と慈悲を持ち 更に力強く衆生済度する
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明慧日本2015年11月19日】

尊敬する師父、こんにちは
同修各位、こんにちは

 ここでこの1年来、観光地で真相を伝え三退を勧める過程での、修煉体験を交流させていただきます。

一、観光客の興味を見つけ、知的に真相を伝える

 観光地で、どのように多くの旅行客に足を止めさせて、真相を了解してもらい、三退させられるかは、私たちが毎日対面する問題だと思います。いきなり次元の高い話をしたり、あるいは「天が中国共産党を滅す、三退で平安を保つ」などとスローガンを叫ぶように話をしたりするなら、相手は更にに早く去ってしまうことに気づきました。中国人観光客は、長年にわたり邪悪な中国共産党のマスコミ報道を見て、法輪功学習者が「真・善・忍」を修めている良い人たちであることを知りません。なぜ三退で平安が保てるか、法輪大法はなぜ素晴らしいかも了解していません。もし私たちが穏やかで、親しげな口調で、友達とお喋りしているように話しかけたら、相手もリラックスします。私たちがさりげなく話せるなら、相手もより親しみを持ちます。このとき、彼らが興味を持っている話題から話しかけます。あなたの善意と誠意を感じれば、止めどなくしゃべりだします。すると、会話の中の更に興味深い話題を、真相を伝えるきっかけにして、彼らの疑問を解消させ、心の警戒を解かせることができます。

 例えば、旅行客が通りかかったら「今日は楽しかったですか」とか「天気がとても良くて、楽しい旅になりますように」と積極的に声をかけます。あるいは、彼らの特徴をみて、話しかけます。今週観光地で真相を伝えていた時、歩きながらアイスクリームを食べている、3人の中国人の男性を見つけ、「アイスクリームの味は気に入りましたか」と友好的に挨拶をしました。それで彼らは足を止め、返事をしてくれました。私たちは歩きながら、彼らの質問に答えました。このようなリラックスできる雰囲気に囲まれ、もう1人の同修と一緒に三退を勧めて、3人全員、三退に同意しました。

 観光地では、中国人観光客が真相資料を持ち帰った方が、一番良いと思います。中に書かれた真相の内容量が多いからです。時には中国人観光客はガイドに急がされて、真相資料を受け取る勇気がなくなりますが、真相を知り、三退を希望する中国人観光客に対して、気安い形で三退を勧めることもあります。ある日、観光地で男性に会って、もう1人の同修と一緒に、大紀元新聞を読むことを勧めましたが、男性はどうしても受け取る勇気がありませんでした。しかし、彼の聞きたそうな様子を見て、話題を変えて三退を勧めました。真相と理由をはっきり伝えた時「三退します」と言ってくれました。その後、歩きながら、突然振り返って「もう1部大紀元新聞をください」とそれをポケットに入れて、去って行きました。

 中国人観光客の多い場合は、どのように真相を伝えるかについてですが、ある日の午後、観光地にある土産店の前で、一群の中国人観光客が店内でショッピングをしていて、外で3人が誰かを待っているのを見ました。そこで大紀元新聞特集号を一部渡しました。中のリーダーみたいな人が「新聞を配ることで生活をしているのですか。中国にいるのなら、幹部以上の高官であるように見えますが、ここで新聞を配るなんて、惜しいですよ」と話しかけてきました。私は笑顔で「私は自分の仕事を持っていますよ。この大紀元新聞は、あなた達への贈り物です。中には、あなた達が普段見られない封鎖された、真相が載っています」と話しました。彼が私の真面目さを見て「お金のためでないのなら、何のためにやっているのですか。あなたもたくさん横領したので、中国を逃げ出して来たのでしょう」と聞きました。

 横領に関する話題に興味を持っているように見えたので「いい質問ですね」と返事し、ほめ言葉を聞いて喜んでいるように見えましたので、大紀元新聞特集号を広げて真相を伝えました。その時には店内の中国人観光客も出てきて、大紀元新聞をほしいと言い出しました。そのリーダーみたいな人が「あなたとご縁を持てましたので、手元にあるその新聞をください。私から彼らに手渡しますので、あなたも早く帰られます」と言ってくれました。「この大紀新聞は、私たちの真心で印刷したものです。真剣に読んでくれる人であれば、無料で配ります」と言ったら、新聞を自分の手に入れたくて争いを始めました。「大切にします」という人がいれば「真剣に読みます」という人もいました。私は彼らに囲まれて、何でも質問されたら、答えてあげました。

 そして新聞を広げて、報いを受けている人達の例を見せて「彼らがどほど多くの中国人を、迫害しているかが分かったので、自分の平安のために皆全員が、三退をしたい」と言いました。周りの数人は私の話を聞いた後、頷きながら仮名で三退することに同意しました。その後、ほかの人からの質問にも、答えました。「天津での爆発は、あなた達法輪功学習者には予測できましたか」とある人が聞きました。「修煉者は占い師ではないですが、我々は中国共産党がたくさんの悪いことをしたことが、分かっています。平和な時期なのに、8000万人の中国人が無実の罪を着せられたまま死んだなんて、人が罰せないなら、天が罰します。各種の天変地変は、罪が重ければ重いほどく、多ければ多いほど起こります。それを避けるより良い方法は、「三退」で、中国共産党と離脱することです。そうすれば邪悪から離れることができ、平安を得られます。これが私たちが自分の休暇を返上して、中国人観光客に迫害の真相を伝え、三退を勧めに、ここに来ている理由です」と話しました。周りに10数人が集まってきて、私の話を聞いて、ほとんどの人が頷き、感謝の気持ちを持ちました。

 しかし、中国共産党のデマに深く毒害された数人からは「どうしていつも中国共産党を叱るのですか。確かにある人は腐敗はしていますが、全てを否定するのは、ちょっと聞き捨てならない」と言いました。私は「一つの民族を滅することは、その民族の罪人にならないでしょうか。中国人であるなら、前に出て話すべきではないでしょうか」と反論しました。彼らは前に出て話そうともしません。「元々清王朝は中国を占領したのですが、最後にやはり強い漢文化に同化されました。中国は中国人の国に違いありません。しかし、中国共産党は最初から、中国共産党の思想を中国全土に引き入れ、階級闘争と無神論を行い、もともとあった中国の5000年の神伝文化を否定し、マルクス・レーニンの共産党思想だけを祖先としています。一つの民族にとって、自分の信仰と文化がなくなるのなら、この民族はどこへ向かって発展して行くのでしょうか」と分かりやすく話しました。話していると彼らは、全員沈黙して、頷くようになりました。

 ちょうどその時、ガイドが彼らを車に乗るよう呼びかけに来ました。彼らと歩きながら、一人一人みな三退をしてあげました。

 師父は「私たち大法弟子は、衆生が救い済度される唯一の希望だ」と教えてくださいました。現在10数億人の中国人の中で、真相が分かっている人はどれぐらいいるのでしょうか。10パーセントぐらいでしょうか。多くの衆生が待っているのに、私はまだまだ上手に説明できていないことを恥ずかしく感じています。師父は、皆がより一層精進し、真相を伝え、三退を勧めることこそ、大法弟子の責任で、今やるべきことであると言われています。

二、中国の観光客は、大法弟子を信頼できる人とみている

 ある週末、中国からシドニーへ旅行にきた若い経営者は、法輪功の真相の書かれた横断幕の前で、一つずつ真剣に見て、聞きたいことを質問した後「何年間も、あなた達みたいに心から人のためを考えて、信頼できる人に会っていませんよ。あなた達に出会えて、本当に幸せです」と感激していました。

 この若者は、観光バスから降りた直後に、真相の書かれた大紀元新聞を求めました。三退(訳注:中国共産党、共産主義青年団、少年先鋒隊のいずれかから、脱退すること)を勧めましたが「三退は必要ないです」と言いながら、彼は足を止めて、真相の横断幕を見ていました。「法輪功は真・善・忍を人に教えています。10数年間で、世界で100か国以上の国々と地域に広がり、中国の唯一の希望となっています。もし中国共産党が法輪功を迫害せず、中国の人々が心から更に良い人なるよう教育されていれば、中国人は現在のように人々がお互いに敵になったり、信じられなかったり、お金のために何でもするようなことはないはずです。中国社会の道徳もこんなにまで悪化していません」とその若者のそばで説明しました。彼は約半時間ぐらいかけて、横断幕を一つずつ真剣に見ました。横断幕ごとの内容も紹介しました。天安門焼身自殺の真実や、なぜ三退を勧めるのか、なぜ江沢民を告訴するのか、なぜ法輪功が全世界に広まったかなどなど、多くの質問をしてきた思慮深い彼に、すべて答えました。彼の奥さんは速く行こうと催促しましたが、離れたくない彼は「風景を見に行くどころではない」と言って、更に多くの問題について質問しました。彼は中国でとても成功した企業家で生活も裕福ですが、中国では、人と人との信頼感が薄いため、またはないために、社会的に道徳の低下を招いていると感じていると言い、「ここ何年も、あなた達みたいな心から人のために考え、信頼できる人に出会っていないですよ。あなた達法輪功学習者に会えて本当によかったです」と話しました。

 この経営者はまだ離れたくなくて、まだまだたくさんの問題を話したかったのですが、ガイドに促され、ここを離れていきました。そして三退して、今後も連絡してほしいと、自分の携帯番号を知らせました。その後、間もなくネットで連絡が取れました。ある日、彼ら数人の企業家が集まって『九評共産党』のCDを見終わり、中国共産党には、もう希望が無いとはっきりと分った様子でした。

三、自分をよく修めることで、衆生済度は更にうまくできる

 修煉者なら、常人と神様の区別は、一念で分けられます。ずっと自分の不充分な修煉状態に悩んでいます。正念が強い時もあれば、人心の多い時もあります。例えば、休みたいとか、安楽を求めているとか、面子を重んじるとか、自尊心が傷つけられることに弱いとか、自分が聞きたくない話を言われて動揺するとか、このようなことはいっぱいあります。どうしたら羅漢の次元、良し悪しに動揺されずに済むのでしょうか。私は一体どの程度の次元ですかと自問したことがあります。最近修煉体験を書いたときに、この一年内の修煉の記憶を思い浮かべて、修煉者は皆常人の一面と神様の一面の両方を持っていることが、突然分かりました。人としての念と神としての念が共存しています。神の念すなわち正念が強ければ、人の念は少なくなり、神様が力や、智慧や、インスピレーションを与えてくださり、様々な考え、思想を清めてくださいます。すると普段分からないたくさんの理が悟れます。真相を伝えることに効果が倍になって現れ、人の状態を脱していると気づきます。そして、精神も益々元気になります。睡眠も少しだけ取れれば、十分な気がします。しかし人の念が強い時は、正念も弱くなり、雑念も多くなってきて、時間が長びけば、益々修煉者らしくなくなります。真相説明や三退に導くなどなども、うまくできないし、身体ももっと疲れたように辛く感じたりします。ですからどんな状況であっても人の念を克服し、神の念、正念を高め、強めると、神の道を更に正しく歩けるようになります。

 大法弟子は自分をよく修め、正念で真相を伝え、周囲の衆生を変え、真相を了解させれば、三退をしてもらえます。真相をよく知っている衆生に出会ったことがあります。彼らの周囲には、黙々として上手に真相を伝える大法弟子が必ずいて、周りの人を心から感動させます。大法弟子の言動から大法の真(まこと)が見え、心から真相が分かったので、みんな三退も喜んで受け入れます。

 観光地で真相を伝えているとき、このような夫婦に出会いました。2人とも法輪功の素晴らしさを知って、三退もしました。どのようにして三退をしたのかを聞いてみたら、彼らは個人企業の経営者で、会社の社員に大法弟子が1人います。彼は外で真相を伝えた時、警察に追跡され、流民になりました。我々は彼を会社に雇い、住所も世話してあげました。彼は常に他人のために心配りをし、会社で他の人がやりたくない仕事を全部引き受け、時間と報酬も気にしないことに気づきました。自分がいくら困難であっても、他人のために考慮し、会社へ良い気風をもたらしました。皆彼と友達になりたくて、会社の皆は言いたくても言えないことも全部彼に相談します。その後、彼は他の流浪する(訳注:るろうとは、所を定めないでさ迷い歩くこと)法輪功学習者を何人も紹介し、会社で仕事をしてもらっています。彼らの真相を伝える表現力も素晴らしくて、我々の会社にとても良い福報をもたらし、おかげで会社の業績と利益はずっと良好です。彼らの時間がある時、私たちに真相を伝えてくれます。それで、あなた達が言った真相はすべて知っています。将来中国の国民に真相が分かったら、きっと、あなた達大法弟子のことを、ずっと覚えていると思います。私に言わせれば、あなた達は皆善良な人達で、仲間を助けることで福報が得られます」と話しました。2人が去ったあと、これらの大法弟子の善行に感心しました。彼らと同じように、自分をよく修め、更に真相を分かり易くはっきりと伝え、三退を勧め、多くの衆生が済度できるようになろうと決心しました。

 以上個人の修練で得たもので、不適切なところがあれば、どうぞ慈悲にご指摘ください。

 師父、ありがとうございます。

 同修、ありがとうございます。

(2015年オーストラリア修煉体験交流会)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/9/23/316055.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2015/9/27/152794.html)
 
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