最高人民法院:法輪功学習者の虐待死亡の賠償請求拒否
■ 印刷版
 

 【明慧日本2015年11月29日】(明慧通信員・河北省より報道)最高人民法院は、李志勤さんの虐待による死亡についての賠償請求に対して、裁判も調査もせずに拒否した。それまでの低級法院での申し立ても拒否された。

李志勤さん

 李さんの家族が依頼した弁護士は、李さんが法輪功に対する信念を放棄しなかったことを理由に、2007年に拘禁され、3時間以内に殴打され、死亡した証拠を収集した。

 寧晋県公安部門が、李さんの本当の死亡の原因を覆い隠すため、繰り返して情報を捏造した証拠もあった。

 これらの証拠は、申し立てとともに、昨年の初旬、最高人民法院に送られ、同年8月28日、最高人民法院で立証された。そして最高人民法院のウェブサイトにもリストアップされた。9月1日に審査団が指定された。これは184日以内に結論を出さなければならないことを意味する。

 李さんの家族と弁護士は最高人民法院が開廷され、裁判するのを待っていたが、数カ月経っても裁判するという通知がなかった。今年の1月に問い合わせたところ、賠償請求の件は、立案してから1カ月も経たない昨年8月28日に、すでに完了したことを知った。

 しかし、李さんの家族は、正式な通知を何も受け取っていなかった。弁護士が正式に問い合わせたところ、最高人民法院から判決のコピーが送られてきた。

 判決のコピーには「最高人民法院は、河北省高級法院とケイ台中級法院の判決には、不当なところは見つからなかった。訴えの理由が成立しないため、本院の賠償委員会はこれを拒否する」と書かれていた。

 河北省寧晋県の住民である、李さんは2007年9月に法輪功を修煉していたことを理由に、強制連行された。李さんの家族は翌日、彼の死亡を知らされた。

 李さんの虐待による死亡を訴えるため、李さんの家族と弁護士は、2012年から賠償請求をしてきた。2013年9月に、河北省高級法院に賠償請求を提出したが、裁判もせず、調査もせずに拒否された。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/3/7/305965.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2015/3/14/149332.html)
 
関連文章