「法輪大法は素晴らしい」の声 法廷の外で響く
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陝西省宝鶏市法輪功学習者の王全禄さんが、法廷で不当裁判された記録

 【明慧日本2015年12月7日】11月23日の午後、宝鶏市公園路に位置している渭浜区裁判所は、法輪功学習者の王全禄さんに不当裁判しようとしている。開廷前に、100名以上の法輪功学習者が王全禄さんを支持するために、裁判所の周りに集まってきた。

 裁判官の王濤は法廷に出たくないため、体調不良という口実をつけた。臨時的に裁判官が交替したされたため、開廷時間が、午後3時まで延長された。現在中国では、ほとんどの公安局と検察庁および裁判所の職員は、皆法輪功の真相が分かっていた。そのため、このように法を執行するとき、法に違反する行為と、善良な人を迫害することをどのようにして避けるかの工夫をしていた。

 王全禄さんを乗せたパトカーが到着したとき、法輪功学習者らは期せずして同時に「法輪大法は素晴らしいです」、「法輪功への迫害を止めてください」と大声で呼びかけた。スローガンの声が次から次へとおこっていた。遠くまで響いているので、多くの通行人を引き寄せた。

 宝鶏市の610弁公室の指導者康柏は数10名の警官を呼んで、法輪功学習者を録画し始めた。ある法輪功学習者は、逆に警官を写真に撮ろうとしたが、彼女の携帯はその場で警官に奪われた。数人の警官は彼女をパトカーへ連行した。周りの法輪功学習者は、「彼らに彼女を連行させないで」と叫んだ。何人かの法輪功学習者が警官から彼女を奪い返した。

 次から次へとわきあがってくる「法輪大法は素晴らしい」の叫び声に、警察は更に周りの派出所の警官を呼んできた。私服警官も人込みに混じっていた。法廷外の法輪功学習者は、そのような状況に対して、冷静に行動し、民衆に法輪功の真相資料とCDを配った。人々に真相を伝える学習者もいれば、取り囲んできた警官に真相を伝える学習者もいた。ある法輪功学習者はその場で、派出所の警官に三退をすすめるのに成功した。

 王全禄さんは江沢民を告訴したことで逮捕された。法廷内で、本人が自分で弁護すると要求したので、弁護士は呼ばれていなかった。彼は法廷で「私は、ただの信仰ですので、間違っていません。私は江沢民を告訴したので、逮捕されたのです」と発言した。公訴人も「王さんは法輪功の資料を宣伝していただけで、邪教の話なんかしていない」と言った。主審の裁判官も王さんに「何か言いたいことがあれば自由に言ってください。今回の開廷は、調査したいだけです。判決はありません」と話した。

 当日の法廷外で、二人の法輪功学習者が逮捕された。一人の高齢の法輪功学習者は、裁判を受ける時、懐に入れていた一冊の『轉法輪』を見つけられたが、真相を伝えたことで、当日夜の9時ごろ無事に家に戻された。もう一人は、大营巩寺という村に住んでいる趙永林さんである。彼は他の法輪功学習者へ二枚のCDを渡しているところを警官に見つけられ、パトカーへ連行され、殴打された。未だに趙さんは行方不明である。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/12/7/320158.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2015/12/10/154025.html)
 
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