弁護士が弁護中 法廷で江沢民の法律違反を指摘
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 【明慧日本2016年1月11日】(明慧ネットの広東省レポーターの報道より)広東省河源市源城区の法輪功学習者の呉紅衛さんは、昨年8月6日に法輪功迫害の真相を民衆に伝えたため、源城支局の国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官に不当に連行された。源城区裁判所は同年11月27日に開廷して、呉紅衛さんの件を裁判にかけた。中国の有名な弁護士・東南大学法学院の教授・張贊寧さんは呉紅衛さんのために無罪を法廷に主張した。

 張弁護士は法廷で、江沢民は法律に違反した上、法輪功への迫害を目的とした610弁公室を設立した。これは中国の憲法の第36条に背いており、公民の信仰の自由を剥奪することだと指摘した。傍聴の民衆がこの指摘を聞いた後、3回の拍手が起こった。

 呉紅衛さんは広東省河源市源城区の中国共産党の組織部の元幹部だった。1997年、法輪功の修煉を始めた。1999年7月首謀者・江沢民による法輪功への迫害が始まると、呉さんに「法輪功の修煉を続ければ、中国共産党から除籍する」と脅された。呉さんは自ら脱党を決意した。そして、2000年に2年の不当な労働教養と昨年、不当に連行され迫害を受けた。

 現在、呉紅衛さんはすでに釈放された。張贊寧弁護士は先日VOAのインタビューに対して、検察官側の告発は事実も法的根拠も不足し、起訴できなかった。「告訴状には呉さんが国家の法律の実施を破壊したと言った。国の法律によって、こんなことをいうときには、どんな法律に違反したのか、その法律名と具体的な事項を言わなければならない。しかし、告訴状の中で、当事者が一体どの法律に違反したのかを明示していない」とコメントした。

 また、張弁護士は「中国の法律の立法法の規定によって、刑法を作る場合と人身の自由を制限する法律を作る場合は、全国人民代表大会の可決を貰わなければならない。江沢民がフランスの新聞「ル・フィガロ」に法輪功が××だと個人的な断言により、迫害を始める権力などどこにもありません。だから私は、江沢民が法律の実施を破壊したと判断しました」と述べた。

 張贊寧弁護士が1審の中で自分が3回、法廷で江沢民が有罪だと公然と表し、傍聴する民衆も、賛同して、3回拍手したことを認めた。張贊寧弁護士は「もしも以前、法廷でこのような言葉を言えば、法廷側は抑圧したに違いありません。しかし、今回、私は法廷から明確な抑圧を受けなかった」と言った。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/1/5/321858.html)
 
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