中国江蘇省法輪功学習者不当拘禁 老母が帰りを待つ
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 【明慧日本2016年1月17日】江蘇省連雲港市法輪功学習者仲偉玲さんは、昨年11月15日、連雲港市から同省官河村の実家に戻り、市場で90歳の母親の為に誕生日プレゼントを購入する際に、歴庄鎮派出所の警官に不当に連行され、連雲港市留置場に拘禁された。

 仲さんの老いた母親は娘が連行されたことを聞き、驚きの余り転倒し、現在は病床で寝たきりになった。村人は皆これを不満に思い、「中国共産党政権だから、こんな悲劇が起きるのです。この政権がある限り、良い人は平安無事に暮らすことはできません。この周辺の村から仲さんのような心優しく親孝行する人は、他に誰もいません」と言った。

 村の人々の間では仲さんの評判がよく、年寄りが集まると仲さんを自分たちの子供のお手本にしたいと話し、連行されたと聞き、誰もが悲しんだ。

 仲さんは不当に連行されてから、すでに61日が経ったが、公安局の関係者は本人がまだ罪を認めておらず、これから徹底的に尋問し、証拠を集めなければならないと言い、家族を脅かした。

 仲さんは貧しい家庭に生まれた為、両親の伯父の家の養女として育てられた。幼いころから親孝行で、周りの人にも優しく接していた。養父を看取った後、足の不自由な養母に対し更に親孝行をし、養母が転んで足を骨折した時、病院から足の切断手術を勧められたが、養母に断られた。その後、養母は骨髄炎を患ったが、仲さん夫婦に勧められ、法輪功の修煉を始めて完治した。

 1999年、法輪功が迫害された後、仲さん夫婦は北京へ陳情に行った。その後、何度も不当に逮捕され、洗脳班に入れられ迫害された。仲さんのご主人は不当に刑務所に入れられ、息子さんは南方地区へ逃げた為、仲さんの養母は頼れる人がいなくなり、度重なる脅迫や衝撃を受けた後、法輪功の修煉を諦め、この世を去った。

 仲さんは養父母を看取った後、生みの親の世話をしながら、孫の世話もした。現在、孫は仲さんに会えない為、毎日寂しがり、泣いている。

 仲さんには怪我をして体が不自由な弟がおり、いつも食料、水などを送っていた。知らない人でも困った人を見かけると、いつも自分のことを後にして、他人を助けた。このような心優しい人が不当に拘禁され、仲さを頼りにしている親戚は大変困っている。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/12/31/321497.html)
 
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