「三退」を勧める際、真相をはっきりと伝えなければならない
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文/陝西省の大法弟子

 【明慧日本2016年1月18日】私は故郷から西安市に向かう電車の中で、以前大法が迫害されている真相を聞いて、三退した同郷の人に会いました。会話の中で、私は「よく『法輪大法は素晴らしい! 真善忍は素晴らしい!』と念じられているのでしょうか」と聞きました。彼は「もちろんです! 念じていますよ」と答えました。その直後、彼は恥ずかしそうに私を見て「しかし、やはりよく分からないのですが、なぜこのいくつかの文字を念じて、そして脱党すれば福報を得ることができるのですか?」と聞いてきました。私は少し驚き、前回はっきりと真相を伝えなかったことに気づきました。

 もう一度、私は大法が迫害されている真相を丁寧に伝えました。彼は喜んで「やっと分かりました。共産党は本当に悪事をし尽しました。この『法輪大法好、真善忍好』(法輪大法は素晴らしい、真善忍はすばらしい)の九つの文字は大変貴重です。有難う!」と言いました。私は彼の感謝に喜びや安心を得るどころか、却って気が重く感じました。自分が以前三退を勧め大法の真相を伝える中で、大きな漏れがあったことに気づきました。

 帰宅後、師尊の経文などを再度学び、自分の問題を見つけました。

 師尊はこのようにおっしゃっています。「人を救うとは、人の本質を救うということです。本質なら人間の考えや精神に現れ、表面的なことはそれほど重要ではないかもしれません」[1] 「共産党の出現と中共の本当の目的は人間に神佛への憎悪の念を抱かせ、無神論の思想を宣揚し、闘争の哲学を注ぎ込むことによって、人類を破壊させるところにあります。これはなぜ大法弟子が真相を伝えなければならないかの理由であり、目的は邪悪の虚言をなくし、共産党の本質を認識してもらい、人間が神佛に対して犯した罪を払い、それによって衆生を救い済度するためです」[2] 。「自ら脱党した人も中共邪党から脱退したことになりますが、その理由が分かりません。個人の利益を得られなかったためでしょうか? または心にほかの常人の不満があるからなのでしょうか? それなら脱党したとは言えません。正と邪の対比の中で態度を表明してはじめて、印を消すことができます」[3]

 師尊の教えによって、私ははっきりと法輪功が迫害されている真相を伝えることの重要性を再認識しました。大法は衆生を救うのです。大法の基本的な真相を知り、大法の素晴らしさと中国共産党の邪悪をはっきりと認識し、大法に対し崇敬の念を持って「法輪大法は素晴らしい! 真善忍は素晴らしい!」と念じ、初めて嘘偽りの毒害から解放され、神仏に対し犯した罪を払うことができます。同郷の人は正邪の対比の中で「三退」を表明し、初めて印を消し、本質から救われました。

 師尊のこの方面の教えは以前から知っていましたが、なぜよく出来なかったのでしょうか? やはり学法がきちんと出来ておらず、衆生は真に真相が分かって初めて救われることを法理に則った理解がなく、重視もしなかったからです。また、目前の功利を求めて、真相を伝えることより「三退」の人数に重きを置いていました。それなら、以前自分が三退を勧めた衆生の中で、どれくらいの衆生がまだ真に真相が分かっておらず、真に救われていないのでしょうか?!

 縁のある衆生たちに対する自分の無責任、無慈悲、そして深く隠されている私心が見えて、ひどく後悔しました! これからは師尊の教えに従い、執着を取り除き、着実に、そしてはっきりと真相を伝え、時間を惜しんで衆生を救いたいです。

 注:
 [1] 李洪師父の経文:『二〇一五年ニューヨーク法会での説法』
 [2] 李洪志師父の経文:『精進要旨三』「真相を伝える根本的な目的」 
 [3] 李洪志師父の経文:『二〇一五年米国西部法会での説法』

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/1/12/322117.html)
 
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