中国・黒竜江省 男性法輪功学習者は不当に連行
■ 印刷版
 

 【明慧日本2016年3月3日】黒竜江省大興安嶺地区・塔河県の法輪功学習者・楊宗波さん(45歳男性)は今年1月18日、県公安局を訪ね、無断に押収されたパソコン、通帳、身分証明書、3万元近く(およそ60万円)の現金など私物の返還を要求しに行った時、不当に連行されて留置場に拘禁された。

 その期間、ちょうど中国のお正月でもあり、家族は苦しい中、新年を迎えた。楊さんの子供はもうすぐ新学期が始まるのに、学費が払えず、困っている。理由は3万元近くの現金および通帳を国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官に押収されたからである。

 先月23日、県公安局は楊さんの親に逮捕状を届けに行き「数年の判決になるかも」と告げた。情報筋によると、楊さんの案件は大興安嶺地区に提出された。その政法委員会(610弁公室を直轄する組織)の関係者は不当判決を企ている。

 楊さんは以前、頭痛などの病気を患っていた。法輪功を学んでから健康を取り戻した。法輪功の信条に従い、より良い人になることを目指し、周りから高い評価を受けていた。しかし、法輪功を学んでいるという理由で4回不当に連行され、1年の労働教養処分、洗脳班に拘禁、嫌がらせ、家財押収などの迫害を受けた。

 昨年6月2日午後、県公安局国保の警官および建設派出所の関係者は楊さんの自宅に侵入した。楊さんが不在で、警官らは法輪功の関連書籍、資料、パソコン、通帳、身分証明書、現金2万元以上の私物を押収したうえ、留守番をしていた姉を県公安局に連れて行った。

 今年1月18日午前、楊さんは県公安局を訪ね、不当に押収されたものの返還を要求した。しかし、関係者は物を返還するどころか、楊さんを県留置場に拘禁し、家族との面会も禁止した。さらに、家族に600元(およそ12000円)の支払いを強要した。

 楊さんの家族の何人かも法輪功を学んでいた。江沢民による法輪功への迫害が始まって以来、楊さん一家は絶えず嫌がらせを受け、家財押収、不当連行などの迫害をされた。楊さんの2番目の姉は数回不当に連行され、2年の労働教養処分に処せられ、洗脳班に送られ、度々嫌がらせを受けた。3番目の姉は合計12回不当に連行され、2回の労働教養処分、数回の家財押収をされ、2014年4月、迫害により他界した。3番目の姉の夫・陳天傑さんも4回不当に連行され、1年の労働教養、11年間不当に拘禁された。弟の楊宗海さんは数回にわたって不当に連行され、1年の労働教養処分に処せられ、放浪生活を余儀なくされた。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/2/26/324632.html )
 
関連文章