中国・四川省 江沢民を告訴した法輪功学習者に逮捕状
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 【明慧日本2016年3月4日】中国・四川省成都市の法輪功学習者・劉桂英さん(50代女性)は昨年1125日、自宅で警官に不当に連行され拘禁された。1228日、「金牛区検察院から劉桂英の逮捕許可が出た」と、劉さんの弁護士は通知を受けた。

 劉さんは最高検察庁・、最高裁判所に法輪功への迫害を引き起こした元主席・江沢民に対する告訴状を郵送したとの理由で不当に連行された。

 金牛区公安局の国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官は劉さんを連行した後、劉さんの案件を同区の検察院に提出したが、証拠不足で差し戻された。しかし、警官は証拠になる資料を補い、検察院に劉さんの案件を再提出した。

 昨年1125日午前、マンション管理人だとうそを名乗った警官が劉さんの家のドアを叩きながら、「電気使用量を調べる」と言った。劉さんの夫がドアを開けると、大勢の警官らが一気に劉さんの家に不法侵入した。警官らは証明書を提示せず、家宅捜索を開始し、大量の私物を押収した後、劉さん夫婦を連行した。

 劉さん夫婦は連行された後、劉さんの親戚が弁護士を依頼した。弁護士は留置場に行き、劉さん夫婦との面会を求めたが、「直系親族が依頼した弁護士しか受け入れない」との理由で、面会を拒否された。その法的根拠の無い理由に、ベテランの弁護士もこれは初耳だと言った。

 当事者の基本的権利を守るため、弁護士は劉さんの案件を担当している派出所に行き、責任者に事情を話し、面会ができるようにと要求したが、その警官は「私は助手で、公安局からの命令を執行しているだけだ。今度、公安局にあなたのいうことを伝えておく」と言った。

 その後、劉さんの夫は「居住監視」という条件で帰宅させられたが、劉さんは拘禁され続けた。その後、劉さんの直系家族が弁護士を雇った。それで、弁護士は、やっと劉さんと会えた。

 しかし、12月28日、劉さんに逮捕許可が出された。

 劉さんは電子工業部二十九所のエンジニアで、1998年から法輪功を学び始め、偏頭痛などの病気による苦しみから解放された。心身ともに元気になった劉さんは、真面目に仕事に取り込み、やり遂げていた。

 しかし、「真・善・忍」への信仰を放棄しないため、1999年7月以後、劉さんは人身の自由を制限され、強制的に洗脳を受け、拘留され、報奨金の支給を停止され、免職などの迫害を加えられた。 繰り返しの迫害で、劉さんは意識不明や重い咳など、健康状態が悪化した。 劉さんの祖母は常に劉さんのことを心配し、倒れてしまい、亡くなった。父親も毎日、悲しんでいて、深刻な糖尿病の症状が現われた。

 そして、昨年6月1日、さまざまな迫害を受けてきた劉さんは、江沢民を告訴した理由で、拘禁されたという。

(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/1/4/321808.html)
 
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