中国・北京 十数人の法輪功学習者が北京通州区で連行
■ 印刷版
 

 【明慧日本2016年3月4日】今年1月21日午後6時頃、北京市の法輪功学習者・慶秀英さんと鮑守志さんの自宅に、ほぼ同時に警官が不法に侵入した。他にも17人の法輪功学習者が、張家湾派出所に連行され、その後北京市公安局・通州支局に移送された。

 警官が張麗新さんを連行した際、張さんは「法輪大法は素晴らしい」を連続して叫んだため、地面に押し倒され、顔は革靴で踏みつけられてひどく変形した。鮑守志さんはビルの3階から脱走した際、足を骨折し、病院に運ばれた。情報によると、鮑さんは連行され、現在留置場で不当な尋問を受けている。

 今回の連行は近年来、北京での最もひどい法輪功学習者を迫害する事件である。連行されたのは、慶秀英さん、李玉鋒さん、李秀梅さん夫妻、鮑守志さん、趙秀秀さん夫妻、姜涛さん、許秀紅さん夫妻、夏姉さん、武嘉琭さん親子、厖有さん、李業亮さん、孫金霞さん、張麗新さん、石宝鳳さん、田長英さん、劉国忠さんだった。聞くところによると、姜涛さん、許秀紅さん夫妻は現場に駆けつけて連行された。別の情報によると、18人の法輪功学習者が連行され、皆名前を答えず、一切供述しないという。

 警官は慶秀英さんの家のドアを叩いたりこじ開けたりして、室内に侵入した。家にある個人の乗用車と預金通帳などの私物が押収された。慶秀英さんの夫は警官を叱りつけたため、その場で連行され拘禁された。2月1日、家族が留置場へ慶さんの夫の服を持って行った際、警官に「お前の母親は北京市の最大案件になった」と言われた。

 法輪功学習者・厖有さんは、以前も不当に連行されて解放され半年経ったばかりである。しかし今回また連行され、ずっと消息がない。厖さんの家族と弁護士は通州公安支局の陳情応接室を訪ねたが、「通知書を待ってくれ」と返答された。家族と弁護士は、また北京市第1留置場・昌平留置場・通州留置場を探したが、それぞれ「いない」と言われた。しかしその後、弁護士が2回目に通州留置場に行った時、厖さんに会えた。

庞有一家
以前の厖有さん一家

 夏姉さん、武嘉琭さん親子の身内は留置場に行った際、入口にいた2人の弁護士に、夏さん、武さんの弁護を依頼した。2人の弁護士はそれぞれ2300元の支払い求めた。身内はお金を支払ったが、2人の弁護士は何もしてくれず、ただ親子2人の名前と身分証号を聞いただけだった。身内は2人の弁護士にとても失望している。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/2/15/324182.html)
 
関連文章