【明慧日本2016年3月5日】アメリカ『ニューズウィーク』は今年2月1日、「世界各地の数10人の有名な教授や調査員、政府関係者が、中国共産党政権が未だに信仰者や良心の囚人から臓器狩りをしていると指摘した」という文章を発表した。
文章では「専門家の話によると、中国共産党は秘密裏に囚人から臓器狩りをし、そしてそれらの臓器を渡航してきた西洋人に提供している。周知の通り、長い間、中国当局は拘束者、特に死刑囚から臓器狩りをしている。この行為に対して、国際社会は強く譴責した。なぜなら、中国共産党の統治下では、拘束中の囚人には自由に臓器を寄付する権利がないはずからだ」と指摘している。
中国当局は囚人に関するデータ、例えば、囚人医療や臓器寄付などを一切公開していない。多くの人権活動家は「中国共産党が強制的に囚人から臓器狩りをしている」と指摘している。地下教会、チベット人権組織、特に法輪功学習者らは皆「中国共産党は拷問および強制的な臓器狩りを行っている」と指摘している。
『大虐殺』(The Slaughter)の作者・イーサン・ガットマン氏、元カナダ国会議員・デイビッド氏、及び映画ドキュメンタリーの監督の3人は共に独自の調査を行い、中国共産党による法輪功学習者からの臓器狩りは実在していると結論づけた。
オーストラリアボンド大学教授のカトリーナ・ブラムステッド氏は「中国の外科医が移植の手術を行う過程で、ドナーがまだ死んでいないことはしばしばある。このような移植は正に殺人です」と譴責した。
2014年2月、中国共産党は「これから死刑囚からの臓器狩りを行わない」と宣言した。しかし、多くの消息筋によると「実際には中国での臓器移植の件数は増え続けている」という。つまり、臓器狩りは未だに続けられているということである。
中国国際移植ネット応援センターが2006年に公開した各臓器の値段は、肝臓移植9万8千~13万ドル、肺移植15万~17万ドルであった。高額の利潤が刺激となって、中国共産党の官員はこの非人道的な行為を放棄しようとしないのだ。
文章の最後では「アメリカ政府の指導者は明確に中国共産党を譴責すべきだ」と呼びかけ「アメリカや他の国の指導者、国際組織が中国共産党を制止しないと、臓器狩りなど非道義的な行為は終わるわけがない」と述べた。
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2016/2/29/155741.html)