中国・吉林省楡樹市の朱海山さん 迫害死
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 【明慧日本2016年5月28日】中国・吉林省楡樹市の法輪功学習者・朱海山さんは、法輪功を学んでいるとの理由で、労働教養処分1年、実刑判決3年6カ月などの迫害を加えられた。拷問を受けた末に、朱さんは重い心臓病、血栓、高血圧症、胸水に水が溜まる病などの病状が現れた。そして、今年4月18日、冤罪が晴れないまま、死亡した。享年73歳。生前、朱さんは法輪功への迫害を引き起こした江沢民を告訴した。

 朱さんは1997年、法輪功を学び始めた。以前、胃病、肺病、五十肩、腎炎など多種の病気を患っていた朱さんは、法輪功を学んで病気が消え、心身ともに健康になった。1999年7月20日、江沢民が法輪功への迫害を始動した。それから、朱さんは法輪功が冤罪だと訴え、法輪功が迫害されていることを人々に伝えるため、法輪功の資料を配布し、横断幕をかけるなどの活動をした。

 2010年7月23日、朱さんは人に『神韻』のDVDを渡したため、当局が法輪功への誹謗中傷の宣伝を信じた人に通報され、警官に連行された。楡樹市留置場に拘禁された朱さんは、同年12月30日、楡樹市裁判所に3年6カ月の実刑判決を下され、四平市石嶺刑務所に収容された。

 朱さんは刑務所で「転向」を拒否したため、ビンタをされ、小さい椅子に長時間に座らされ、スタンガンで電気ショックを加えられるなどの迫害を受けた。それで、朱さんの歯がグラグラになり、しだいに全部抜け落ちってしまった。肉体的にも精神的にも苦しめられた朱さんは、心臓病、血栓、高血圧症、胸水に水が溜まる病などの病状が現れ、病院に連れ込まれた。長春の病院で、朱さんは胸水を3キロ以上抜かれたが、水が完全に抜かれないまま、強制的に刑務所に連れ戻された。

中共酷刑示意图:电击
拷問のイメージ絵:スタンガンで電気ショックを加えられる

 しかし、刑期を終え、刑務所から帰宅しても、朱さんは常に警官に嫌がらせを受け、何かにつけて騒がされた。

 朱さんは2000年、人に法輪功の資料を渡したため、地元公安局の警官に連行され、九台前飲馬河労働教養所に1年間拘禁された。教養所で朱さんは、毎日、長時間の水稲栽培の労働を強いられ、ノルマを達しなければならなかった。「三書」を書くことを拒絶した朱さんは、ノルマを増やされた。また、朱さんは「転向」しなかったため、スタンガンで電気ショックを加えられ、刑期を満了しても帰宅させられないなどの迫害を加えられた。その後、警官は朱さんの家族から2000元を強請り取って、朱さんを帰宅させたという。

 繰り返し酷い迫害を受けた朱さんは、今年4月18日、この世を去った。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/5/19/328944.html )
 
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