四川省の法輪功学習者 不当連行・拘禁される
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 【明慧日本2016年6月17日】四川省広元(こうげん)市蒼渓(そうけい)県の法輪功学習者・鄧紹群さん(63歳女性)は4月22日、美容室へ行く途中に連行され、翌朝、広元留置場に送られた。

 4月22日午前9時過ぎ、鄧さんは美容室へ行こうとしたが、北門溝橋近くで、国家安全局の警官と陵江鎮水陸派出所の警官により連行された。警官らは鄧さんの自宅の鍵を奪って不法に侵入した。家には寝たきりの夫がいたが、警官は夫には声もかけず、何の法的令状も提示しないまま、鄧さんの自宅を家宅捜索した。

 警官は鄧さんを脅迫しながら尋問し、記録した用紙に署名を強要した。その後、留置場に入所のための健康診断を行った結果、鄧さんは心臓病などが見つかった。そのため、留置場側は鄧さんの入所を拒否した。しかし、蒼渓県国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官は鄧さんを連れ戻らず、無理やり鄧さんを留置場に送り込んだ。

 その後、鄧さんは弁護士を雇った。

 弁護士は案件を閲覧し、鄧さんと接見して鄧さんの健康状態を知った。そして、弁護士は蒼渓県国保大隊に「措置変更の意見書」を提出した。弁護士は「鄧紹群さんは犯罪と疑われる行為はしていません。拘留の決定は法律に基づいて決めるべきですが、政治のために決めることではありません。ですから、弁護人としては、法律に対する理解と認識からみて、鄧紹群さんを拘留すべきではありません」と、書いた意見書を蒼渓県国保大隊の警官に直接手渡したが、警官は弁護士に「派出所の責任だから、派出所に言いなさい」となすりつけた。しかし、弁護士が「鄧紹群さんに尋問したのは国保大隊の警官ですよ」と言ったため、警官は意見書を受け取った。

 蒼渓陵江鎮に在住の鄧さんは、1999年7.20日以降、何度も連行、恐喝、拘禁、労働教養、洗脳などの迫害を受けた。現在、夫は寝たきり状態で介護が必要だが、鄧さんが不在のため、世話をしてくれる人がいないという。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/5/12/328239.html)
 
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