河南省周口市の女性教師王翠さんが迫害死
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 【明慧日本2017年3月14日】河南省周口市瀋丘県の法輪功学習者・王翠さんは教師である。法輪功を学んでいるとの理由で、王さんは2012年、懲役7年の実刑判決を宣告され、新郷女子刑務所に収容された。昨年12月21日、王さんは刑務所の迫害により死亡したが、刑務所側が王さんの遺体を家族に渡さず、速やかに火葬した。王さんは享年53歳であった。

 王さんは河南淮陽師範学校を卒業して、周口市槐店鎮北関小学校の教師になった。 1996年から法輪功を学び始めた王さんは、患っていた胃病、心臓病などが完治したため、十数年来、薬を飲まず、通院もせず、元気に過ごせた。

 王さんは幸せな家庭を持っていた。夫婦ともに教師で、ともに法輪功を学んでおり、息子と3人で穏やかに暮らしていた。しかし、1999年7.20、当局が法輪功への迫害を開始し、圧力をかけられた夫が法輪功をやめ、病気になって、三十数歳の若さで亡くなった。

 王さんは法輪功を学び続けたため、当局に迫害を加えられた。

 2002年、王さんは授業中、西関派出所の警官に連行され、深夜11時に帰宅した。

 2005年、学校の校長が法輪功を学んでいるとの理由で、故意に、王さんを数十キロ離れた小学校に転勤させた。それで王さんは13歳の1人息子と離れ離れになって、息子の世話ができなくなった。

 王さんは生徒たちに法輪功の素晴らしさを教えたが、当局が法輪功への誹謗中傷の宣伝を信じた親に通報され、2005年10月13日に、派出所の警官に授業中に連行された。また、自宅を家宅捜索された後、警官は王さんを瀋丘県留置場に送り、3カ月の間拘禁した。

 ある日、王さんは王営小学校の校長に法輪功が迫害されていることを話したが、その校長に通報された。王さんは家宅捜索され、3000元の罰金を要求され、携帯電話を押収されて拘禁された。

 2012年8月10日、瀋丘県公安局の国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官は、王さんの自宅に不当に侵入し、王さんを連行した。警官は王さんの親戚に「お金を出せば、王を釈放する」と言った。そして、親戚は前後で、15万元を警官、検察官に贈ったが、王さんは解放されず、懲役7年の実刑判決を言い渡された。

 留置場で王さんは奴隷労働を科せられた。2013年2月、王さんは手足にあざがよく出るような病状が現れたため、労働を拒否したが、罵られた。

 2013年7月18日、留置場の警官は王さんを刑務所に送ったが、入所の健康診断で不合格になったため、刑務所側が王さんの入所を断った。2日後、王さんは再度刑務所に送られたが、刑務所側は再び断った。しかし、王さんは釈放されなかった。

 王さんは再々に刑務所に送られた。刑務所で王さんは「転向」させられ、拷問をされた末、乳がんになった。手術を受けたが、冤罪が晴れないまま亡くなった。

 日を数えながら母の帰宅を待っていた息子は、母の死にとてもショックを受けた上、孤児になったという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/3/4/343819.html)
 
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