貴州省の陳再仙さん 迫害死されて1年が経過
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 【明慧日本2017年12月14日】貴州省天柱(てんちゅう)県の法輪功学習者・陳再仙さん(60歳前後)は、中国共産党の法輪功に対する迫害の中で、何度も不当に連行されて迫害された。昨年7月23日、陳さんは無念な思いを晴らせないまま死亡した。

 2002年8月6日、陳さんは騙されて勤務先から天柱派出所まで連行され、労働教養2年を宣告された。2002年末、陳さんは体調が悪化したため、3千元をゆすり取られた後、「重病のための服役中の一時出所」をした。

 2003年6月5日、陳さんは再度警官により連行され、1カ月以上拘禁された後、貴州省女子労働教養所に移送された。

 陳さんの生前の話によると、貴陽中八女子労働教養所では、長期にわたり睡眠、トイレ、洗面および水を飲むことを許さず、毎日17~18時間、甚だしきに至っては24時間労働を強制されていた。冬には、長時間雪の中に立たされ、下半身と臀部のあたりに吹き出物ができて膿が流れた。2004年9月、38℃の高温日に5枚の服を着せられ、さらに冬着を加えられ、太陽の真下で17~19時間、日に晒された。

 2005年5月中旬、天柱派出所の数人の警官は、陳さんの自宅に不法に侵入し、陳さんを派出所まで連行して自白を強要した。同年11月3日、大勢の警官が車で陳さんの自宅にやって来て、陳さんの父親から3千元をゆすり取った。

 2006年2月12日、陳さんは遠口鎮で迫害の真相を人々に伝えた時、中国共産党の法輪功に対する誹謗中傷宣伝を信じている人に通報されたため、現地の派出所に1千元をゆすり取られた。

 2006年11月上旬、地元の警官は電話番号の漏れを口実に、陳さんを天柱県留置場まで連行した。その後、陳さんは労働教養2年を宣告され、貴州省女子労働教養所に拘禁された。

 そこで、警官は受刑者に指図して、陳さんの服を全て脱がせて辱めた。陳さんは必死に抵抗する中で、腕を脱臼した。警官は治療するどころか、陳さんを冬の夜中に屋外で3日連続、凍えさせた。

 労働教養所から帰宅して半年後の2008年12月15日、陳さんは法輪功の資料を配布した時、再度警官に連行され、懲役2年(あるいは3年)の不当判決を宣告され、貴州省女子刑務所に拘禁された。

 昨年3月20日、陳さんは学習者・張雪梅さん、姚彩雲さんと一緒に、度馬郷で人々に法輪功迫害の真相を伝えた。郷診療所と郷政府の人員が職場で配られた法輪功の資料を見かけると、すぐに通報した。3月23日、陳さん3人は連行されて家財を押収され、さらに15日間拘留された。

 絶え間なく迫害される中で、昨年7月23日、陳さんは冤罪が晴れないまま、死亡した。張雪梅さんと姚彩雲さんは、それぞれ懲役3年と懲役2年を宣告され、今年6月13日に貴州省第一女子刑務所に拘禁された。

 (
注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/11/25/357093.html)
 
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