しっかりと協調・協力することで、神威が顕れる
■ 印刷版
 

文╱中国の大法弟子

 【明慧日本2018年4月3日】

 全体が一丸となって黒巣を滅ぼす

 あの天地が覆われ、狂気にかけられたような迫害の中で、当時私は恐怖心が重く、法理についてもまだ深く理解していませんでした。世間を驚かしたテレビ放送を電波ジャック(電気通信における正規の伝送路を乗っ取り、正規の受信者に向けて独自の内容を送信することをいい、放送信号割り込みのこと)して、真相を流す事件が起きてから、市の協調人やテレビ放送の電波ジャックに関与した同修は相次いて連行されました。邪悪は気が狂ったように、次々と思想改造施設を作り、同修達は職場や通勤途中で、また、野菜市場から、そして、家の中から次々と思想改造施設に連行されて行き、拷問され、「転向」を強要されました。当時、刑務所に拘禁された地元の同修の中には、100日以内に3人も拷問により迫害死しました。同修達は泣きたくても涙すら出ず、どうすれば良いのかなすべきことが分かりませんでした。

 ある日、師父の見事なご按排により、私達数人の同修が集まって交流しました。「今、私達はただ迫害から逃げようとしているだけで、迫害を制止し、迫害に反対していないのではないのか? 私達は師父が求められたように協力して、迫害に反対し、迫害を制止し、真相を伝え、衆生を救うべきではないのか」と思いました。そして、「邪悪が暴かれることを最も恐れている真相を全力を尽くして、地元で伝えるべきではないか? 皆は自らやり始め、やれる人からやり始め、同時に、同修に出てくるように呼びかけ、できるだけのことを行い、1枚でも多くのチラシを配り、1枚でも多くの真相シールを貼るように協力し合い、励まし合うべきではないのか」と交流しました。こうして同修達は少しずつ動き出し、次第に出てくる人も多くなりました。

 私達は真相資料を配り、真相シールを張り、掛け幕を掛け、そして、面と向かって真相を伝えました。そして、刑務所や思想改造施設、政府機関の周辺に、「思想改造施設を解体し、悪徒を処罰し、迫害を停止し、不当に拘禁され迫害されている大法弟子の○○○さんを直ちに解放せよ」と書かれた横断幕(長さ数十メートルの黄色い生地に、一つの文字が60センチ角ほどの大きさの赤色で書かれたもの)を掛けました。そして、数千枚、数万枚のA3サイズの真相シールを貼り出しました。一部の同修は状態がとても良くて、2日間で500枚も貼りました。小さめな真相シールはもっといたる所に貼り出しました。剥がされたら貼り、剥がされたらまた貼り、何層も貼り付けました。正と邪の闘いの中で、邪悪の思想改造施設はこのためとても早く解体され、その後十年の間、いまだに復活していません。刑務所も失速していき、同修達に「転向」を強要しなくなりました。同修達は皆大いに励まされ、心性もとても早く高まり、もっと積極的に協力するようになりました。

 危篤状態の同修が生き返る

 2003年、冤罪で12年の刑を下された若い同修が刑務所で迫害されて、危篤状態に陥っているという情報が流れました。一部の同修は明慧ネットで絶えず迫害を暴き、法輪功修煉者を解放するようにと呼びかけ、多くの同修は全力で発正念をし、そして、チラシを配り、真相シールを貼り、横断幕を掛け、町中で真相を伝えました。このようにして1年間にわたる努力により、師父のご加持の下で、若い同修はついに刑務所から解放されました。

 当時の彼は健康状態が非常に悪く、七つの数値が最悪で、寝たっきりの状態で、意識を失っていつも朦朧(もうろう)としていました。迫害により、彼はもともと75キロの体重が半分にまで落ち、まぶたが萎縮して目玉が飛び出ており、目を閉じる事も出来ず寝ることすら出来ませんでした。そして、彼の歯茎はボロボロになり、歯の根っこの部分が現れ、歯がすぐにでも抜け落ちそうな感じでした。さらに、心肺機能の低下により心臓にいつも石が乗っかっているように重く、呼吸が困難で、一晩で掛ふとんも敷ふとんも、全部汗で濡れてしまうほどでした。彼の体は感覚がなく、筋肉が衰え、骨が浮き出てクッキリと見え、刑務所内の受刑者ですら、「狼があなたを見ても、泣くでしょう。道端にほっといたら、もう白骨そのものだよ」と口々に言いました。彼が出所の時、彼を監視していた受刑者すらも涙を流し、ここを出られても、きっと死ぬだろうと皆思っていたようです。

 出所してからも警官は彼をずっと監視していました。同修の状態が非常に危険だと見て、同修を救い出そうと私は考えました。私はあるアルバイトの中年男性に事情を話すと、その男性も彼を見殺しにしては行けないと言ってくれ、私達は運び出そうと決めました。同修の家に到着すると、彼の父親が「警官はちょうど用事で出かけた」と言いました。こうして、師父の見事なご按排の下、私達は同修を我が家に運び入れました。

 家に着いてからの1週間、私はほとんど寝ないで、毎晩、彼の様子を観察して、少しの異変が起きれば、すぐに同修を呼んで来て発正念をしました。そして、毎日、1人ずつ同修がやって来ては彼と一緒に法を学び、私は彼と煉功を一緒にしました。大法は再び彼に生命力を吹き込みました。3カ月後、彼は生き返りました。事情を知った人達は誰もが師父のもたらされた無量無辺の法力に感服し、そして、大法弟子の無私の気概(きがい・困難にも屈しない強い意気。気骨)に頭が下がりました。あれから何年も経ちましたが、家族や同修達は今でもこのことを鮮明に覚えており、忘れることが出来ません。

 師父に感謝いたします!! 師父の救い済度のご恩に叩頭して、お礼を申し上げます!!

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/3/22/363153.html)
 
関連文章