肝心な時に師父がそばにおられる
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文╱中国の大法弟子

 【明慧日本2018年6月1日】全国人民代表大会と全国人民政治協商会議の開催期間である2018年3月5日の午後4時半頃、私は出来上がった大法の真相シールをベッドに並べ、整理してから同修に届けようと思いました。ちょうどその時、夫は外をみながら「ほら、見て、雪が降って来たよ。この季節に、こんなに雪が降っているのは、きっと冤罪があるに違いない」と言いました。私は窓の外をしばらく眺めてから、台所に入って夕食を作りました。

 家はマンションなので、風通しを良くするため、いつも玄関の防犯ドアに鍵をかけ、室内のすべての部屋の扉を開けっ放しにしていました。小麦粉を袋から取り出そうとしたその時、突然、ドアの外に3人の警官が現れました。中の1人は「おまえは○○○なのか? 法輪功煉功者だね!」と聞きました。私は「そうです」と答えると「ドアを開けなさい」と言われました。その時、ベッドの上には大法の真相シールが置きっぱなしになっていて、机の上のラジオからは、師父の済南での説法がかなりの音量で流れていました。あまりにも突然な出来事なので、私は「師父、弟子を助けてください!」と、とても強い正念を発しました。

 ドアを開けて警官らを中に入れ、心の中では「主役は私なのだから、こちらから話を進めなければならない」と思いました。そこで私は「あなた達は毎年私のところに来ていますよね。そして、息子の職場まで行って、そこから私に電話をかけましたよね。私が何か間違ったことをしましたか? 違法なことをしたり誰かを傷つけたりしましたか?」と聞くと、警官は「いいえ、そうではない。来たのは上層部からの命令だ。全人代と政協会議の開催中、警備態勢を厳しくしているから、俺たちはただ見に来ているだけで他に何の意味もない」と言いました。

 私が「雪が降っていて、日も暮れたし、あなた達も大変ですね」と言うと、警官らは「見に来ているだけだから」と答えました。

 この時、私は机の上のラジオを消しました。見てみると、他の2人の警官は真相シールを置いている部屋の入口に立っていて、しかも、部屋の中に向いて立っていました。しかし、2人はびくりともせずにじっと立っていました。

 私と話をしている警官は「おまえがもう煉功しないと言うなら、俺たちはもう来ないのに」と言いました。「そうですか、じゃ、詳しいことを話してあげましょう。私は『煉功しない』と絶対口にしてはいけないのです」と言うと、「なぜなのか?」と聞かれ「私は血液の病気になったのです」と答えました。警官が「病院に行ったのか?」と聞いたので「行きました」と言うと「どこの病院に行ったのか?」と聞くので「血液の専門病院に行きました。造血機能がもうだめだと医者に言われました」と言うと「そうだったのか」と警官は言いました。そして、声を低くして「法輪功を煉功して治ったのか?」と聞きました。

 私は「そうです。この病気が治った人は1人もいません。法輪大法を学んで神の奇跡が顕れました。法輪功を煉功することは修煉なのです。つまり佛を修めることで、とても厳粛なことです。佛を修めることは見ることも触れる事もできないもので、すべて意念によって佛と道を信じることに頼っています。もし、私が煉功をしないと言えば、佛は私を管理しなくなります。そうなれば、病気がまた戻って来ます」と言いました。

 警官は、とても真剣に聞いて、納得したような表情でした。最後に、警官は「おばさん、分かったよ。あなたは家で煉功しなさい。外で煉功しないようにしてね! それでは、俺たちは失礼するよ」と言いました。他の2人の警官はその言葉を聞いて、やっと体の向きを変え、一緒に帰って行きました。

 その時、外の雪は止みました。

 警官らが去ったあと、私は夫に「あの2人の警官は最初から最後まで20分もびくともせずにずっと部屋の入口に立ったままでした。なのに、中の真相シールを押収しようとはしませんでしたね」と言うと、夫は「家の中はエネルギーが強すぎて、誰もそれを動かすことは出来ない」と言いました。「きっと、師父は功力であの2人の警官を動けないように抑えてくださり、そして、大法の真相シールが見えないようにカバーして下さったのですね」と私は言いました。

 今度のことを通して、師父がおっしゃった「弟子正念足りれば 師は回天の力有り」[1]の内包をより深く理解しました。

 夜6時に発正念をして、両足を組んだままの状態で、天目に三つの大きさが同じぐらいの法輪が顕れ、右から左に一直線に回転していました。それぞれの法輪の周りは白色を呈していて、中は透き通ってガラスのように透明でした。

 慈悲で偉大な師父はまた私を励ましてくださいました。大法と師父を固く信じていれば、師父が私達のそばに居てくださるのだと感じました。弟子として、ただただ精進して着実に修め、しっかりと師父がおっしゃった三つのことを行い、もっと多くの衆生を救い、師父に少しでも喜んでいただき、安心していただき、そして、先史の誓約を果たすようにしたいと思います。

 注:
 [1] 李洪志師父の詩:『洪吟二』「師徒の恩」

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/5/19/366754.html)
 
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