【明慧日本2018年7月31日】山東省日照市五蓮県の法輪功学習者・徐兆玲さん(40代)は、懲役9年の不当な実刑判決を宣告され、現在、山東省女子刑務所に拘禁されている。
徐さんはかつて廃棄された浴室に、二度も閉じ込められたことがある。夏、浴室の中は密封されているので湿度が高く、さらに太陽のエネルギーの管が通っているため、蒸籠(せいろ)で蒸したように暑くなる。健康な人でさえそこへ閉じ込められると呼吸困難になり、窒息する恐れがあるほどである。
副刑務区長の徐玉美は、徐さんを毎日、浴室の中の小さな腰掛けに座らせ、受刑者4人に交替で監視するように命じた。徐さんは両腕を身体の両側に下ろしたままで、掌は地面に向けて水平を保った状態を強制され、少しでも動くとすぐ受刑者らによって蹴られたり、殴られたりして暴力を受けた。食事はひとかけらの蒸しパンとほんの僅かな野菜が入ったスープしかなく、長期的にお腹が満たされない状態であった。
毎日、浴室で2カ月あまり飢餓状態にあった徐さんは、骨と皮だけに痩せこけて、顔は別人のように変わりはてた。また長時間プラスチックのごく小さな腰掛けに座らされ、徐さんの臀部は血のかさぶたができ、そこから出血してシーツを真っ赤に染めた。
冬の浴室の中は暖房設備は一切なく、1枚の腰掛け用の小さな座布団だけが冷たい床に敷いてあるだけで、そこに長時間座らされた。また、睡眠の時間も制限されていた徐さんは、毎晩2、3時間しか横になって睡眠を取ることしか許されなかった。
徐さんは浴室に閉じ込められていた期間、洗面なども許されず、トイレも浴室内で済ませなければならなかった。手を洗うことも許されず、汚れたままの手で食事を摂っていた。浴室の中は監視設備がなく、警官の指図を受けた受刑者らが思う存分、法輪功学習者の徐さんを苦しめた。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)