文/ 中国の大法弟子
【明慧日本2020年8月7日】私は、法輪大法を固く信じていました。中国共産党(以下、中共)は2002年、不当にもそれだけを理由に私を強制連行し、刑務所に拘禁しました。当時、邪悪なことに中共が制作した偽りの「天安門焼身自殺」がテレビで繰り返し放映され、多くの国民が騙されてしまいました。その結果、多くの人々が大法に恐怖と憎しみを抱いてしまったのです。
ある日、刑務所に収容されたばかりの20歳ぐらいの青年の受刑者が、自ら私に声をかけてきました。「天安門焼身自殺」は嘘で、中共によるデマだと言うのです。それを聞いて私は驚き、どうして知っているのかと尋ねました。彼は、よくネットカフェに行ってインターネットを見ていたのだと答えました。その入口の壁に海外の明慧ネットへのアクセス方法が書かれたステッカーが貼ってあり、それに従ってアクセスした明慧ネットで天安門焼身自殺の真相を知ったそうです。彼は明慧ネットで多くの法輪功迫害の真相を知り、法輪功のことを認めていました。
刑務所は彼を法輪功学習者の監視役に命じましたが、彼は一度も学習者を困らせたことがありませんでした。大法が残酷な迫害を受けている最中に、彼は大法に対して正しい認識をもっていたのです。私はとても感動しました。同時に、真相を広めるために危険を冒してステッカーを貼ってくれた同修に感謝しました。
2014年、私は再び刑務所に収容され迫害を受けました。私がいる管区には「転向」の仕事を担当する刑務官がいました。彼は、大法弟子が運営している明慧ネットをよく閲覧していると言い、法輪功についてある程度理解していたそうです。そのため、彼は基本的に大法弟子を迫害する具体的な行動をとっていませんでした。やがて彼の上司は、彼が法輪功への迫害に力を入れていないと見抜き、別の管区に異動させました。
師父はこう仰いました。「実は今も、多くの大手マスコミにしても、各国の情報機関にしても、また中国の人権に関心を持つ各国の団体と個人も明慧ネットを閲覧しており、注目しています」[1]
最近起きた一つの出来事が、師父のこの説法を裏付けました。
中共の国家安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の上級幹部クラスのスパイが、当地の同修Hから真相を聞いて中共から脱退した後、「明慧ネットを見ない日はありません。長年にわたり、私は毎日見ています」と話したそうです。彼が最初に明慧ネットを見たのは迫害するためであり、法輪功の情報を集め、その動向を知りたかったからでした。しかし、明慧ネットを長く見ているうちに、彼の法輪功に対する偏見がなくなり、頭に注ぎ込まれた邪悪な中共のデマや偽りの宣伝による誤解が取り除かれ、真相を根本から理解し、中共から脱退したのです。
現在、明慧ネットの報道内容がますます充実し、ますます成熟してきました。明慧ネットの内容の多くは一般の人々も理解できる内容です。例えば「時事報道」「時事評論」「天人之間」などがそうです。そして修煉体験でさえ、中には理解している一般の人々がいます。ちなみにそのスパイは『轉法輪』を何回か読んだそうです。そして師父の経文が明慧ネットで発表されると、いち早く読むのだそうです。
中共ウイルス(武漢肺炎)がアメリカで大流行していますが、当地のある学習者がそれを理解できず、同修Hを訪ねてきました。「アメリカは邪悪な中共に打撃を加え、大法を比較的支持しており、アメリカ大統領は大法弟子と面会もしました。さらに師父はニューヨークに住んでおられます。なのにアメリカの感染症はなぜそんなに深刻なのですか?」。同修Hはパソコンがないため、明慧ネットのアメリカの感染症に関する情報分析を見ておらず、すぐには答えられませんでした。
予想だにしなかったことに、翌日、スパイが同修Hを訪ねてきて「あなた達の師父は明慧ネットで『理性』という経文を発表しましたが、読みましたか? 疫病は、間違いなく邪悪な中共メンバーと、その味方である人々を淘汰するためのものです。アメリカで(感染症が)なぜそんなに深刻なのか? ニューヨークはなぜアメリカの中で最も深刻なのか? 多くの人々は、アメリカが中共にどれだけ侵食されているのか知りません。ニューヨークと、別のもう一つの州が最もひどく侵食されています。かつて私は、そうした任務を何回かアメリカで遂行したことがあります」と言いました。
このスパイは、アメリカの感染症のひどさを不思議に思っていませんでした。彼は「あなた達は今までよくやってきました。これからも絶対に引き下がらずに続けてください。中国であなた達のような善い人がさらに増えれば、きっと良くなります」と話しました。
明慧ネットが報道する「天が中共を滅ぼす」について、このスパイは同感だと言っています。彼は「古今の予言から見ても、中共の様々な言動から見ても、中共に滅亡の時が来ています」と話しました。同修Hが、同修の修煉体験をまとめた冊子を彼に読ませました。読み終えた彼は、小学生から中学生に、そして大学生にと一歩ずつ向上する過程と受けとめました。そして「あなた達の師父は本当に法を正しているのですね」と言いました。
注:
[1] 李洪志師父の著作:『各地での説法十』『明慧ネット十周年法会での説法』