文/アメリカの大法弟子
【明慧日本2020年8月11日】最近では、アメリカ政府は中国共産党員とその家族の入国禁止を発表し、中共の駐ヒューストンの領事館を封鎖しました。米国国務長官は「共に中共に抵抗しよう」と中国国民に呼びかけた。また、アメリカ国務院は7月20日に声明を発表して、直ちに法輪功学習者の迫害を停止するようと求め、その声明をアメリカ駐北京大使館のウェブサイトに掲載しました。中国の有名人も立ち上がり、中共に反対すると宣言しました。
大法弟子として、私達はこのような情勢を、真相(迫害の実態)を伝え、三退を勧め、人を救い済度するよい契機として見なすのか、それとも世の中の変化に関心を集め、暴かれた様々な内部情報に好奇心を持って噂話をするのか、どちらなのでしょうか?
師父は「いずれにせよ、形勢は変化しています。形勢がどのように変化しても、あなたはほかでもなく修煉者です。迫害当初、私は言ったのではありませんか? 一つの心が動かなければ全ての動きを制することができます。これを家にこもり、何もしないと理解してしまった人がいます。形勢が変化しており、この迫害による恐怖に満ちた形勢だけが人心を刺激することができます。形勢が良ければ、人の心を動かすこともできますが、ちょっとした変化で人心が全部、動いてしまい、これこそ修煉者にとって深刻な影響なのです」[1]と説かれました。
師父はまた「誰も中共邪党を救うことができません。しかし、大法弟子は環境が緩和されればされるほど、自分の修煉に気をつけるべきです。なぜなら、あなたが意識できない執着が現れやすくなり、執着も強くなりがちだからです。くれぐれも気をつけてください。いかなる状況下でも、自らを修めることに気をつけるべきです。初志貫徹することができれば、必ず成功します」 [1]と説かれました。
この頃、多くの同修は時間を切り詰めて法を学び、煉功の時間を増やし、中国から海外に出て来た同修は『党文化の解体』、『悪魔が世界を統治している』、『共産党についての九つの論評』と『共産主義の最終目的』を集中して学び、自らの党文化を探し、世界情勢をより見極めることができました。
地元の封鎖が解禁されてから、同修達は出かけて真相(迫害の実態)を伝え、人を救うようにしました。商店街で中共ウイルスに関する特別号を配布し、中国人店員に真相を伝え、三退を勧めました。店の人は普通は仕事で忙しくしていますが、閑散としている今の時期、ちょうど落ち着いて真相を聞く事が出来ました。また、一部の同修はマンションに住む年配者に散髪をしたり買い物の代行などを行って、真相を伝えました。外で煉功する同修もいました。毎回出かければ、必ず何らかの収穫があり、師父も必ず縁のある衆生(人々)を私達の前に連れて来られました。
昨日、ある新唐人テレビの視聴者の一人の方から電話をもらいました。いろいろ質問されてから、その方は新唐人テレビの中の2つの番組が好きで、その番組に寄付したいと言われました。しかし、最後に、お客さんは「法輪功について喋っている番組もありますが、それはどうでもいいです。その番組を見なければいいのですから」と言いました。
師父は、「しかし、彼が『中共邪党に反対していますが、法輪功にも同意しません』と言うなら、このような第三の選択は存在せず、態度を表明しなかったことと同じです」 [2]と説かれ、また、「私が思うには、観光地の活動は共産党や少年先鋒隊などの関連組織からの脱退そのものを目的としていません。覚えておいてください。真相を伝え人を救うことを目的としているのです!(熱烈な拍手) あなたがその人は救われたと感じたら、はじめて目的を達成しました。相手があなたをごまかしているのであれば、あなたはその人に騙されたことになります。もちろん、まず脱退に応じたら、それは第一歩です。さらに真相を伝えて、本当に分かってもらえたら、それで成功したのです」 [3]とも説かれました。
今、真相の知らない人はまだまだ多くいます。彼らに真相を知ってもらうのは大法弟子の責任です。現在の情勢の下、ますます多くの中国人が進んで三退をしていますが、しかし、それは彼らが真相を知ったことを意味しません。彼らは正念の為に三退をしているのでしょうか? それとも自分の利益を守るずるい気持ちで三退をしたのでしょうか? 同じ行動でも、出発点が違っていれば、結果も違います。私達は決してこの問題を軽視してはいけません。必ず衆生に真相を知ってもらわなければなりません。
21年間の迫害を反対する道では、師父は絶え間なく私達に法を説かれました。私達は必ず法を多く学び、法を師にし、世間の情勢に心を動かされず、時間を切り詰めて人を救い、しっかりと最後の道を歩んで行かなければなりません。
師父は「修煉とは神の道を歩むことであり、あらゆる人心は障碍なのです。しかし、私たちの道は非常に狭く、少しでも油断すれば道から外れてしまいます。外れてしまうと、問題、場合によって大きな問題を引き起こします。戻ってこられなければ、未来永劫の悔いとなります」[4]と説かれました。
現段階での少しの認識です、正しいとは限りません。ご参考まで。
注:
[1] 李洪志師父の経文:『二〇一四年サンフランシスコ法会での説法』
[2] 李洪志師父の著作:『各地での説法十』「明慧ネット十周年法会での説法」
[3] 李洪志師父の経文:『二〇一六年ニューヨーク法会での説法』
[4] 李洪志師父の経文:『再び棒喝』