トロント明慧学校サマーキャンプの参加者 師恩に感謝
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 【明慧日本2020年9月7日】(カナダ=明慧記者・章韻)「2020年トロント明慧学校サマーキャンプ」が、7月6日から8月28日までの8週間に亘って行なわれた。今回の活動に参加した教師と生徒たちは、コロナ感染症が流行っているこの特別な時期に活動を開催することができ、大変恵まれて多くの収穫があったと感じた。ある10歳の子供弟子は、「この環境の中にいて、自分が大法の子供弟子だということが分かった。師父、このような良い機会を与えてくださってありがとうございます」と言った。

 今年は2歳半から13歳までの生徒が在籍した。毎日学法煉功のほか、年長クラスの生徒(10~13歳)には『轉法輪』を暗記する授業も導入された。学校の授業内容は中国古典舞踊、中国伝統文化、音楽、書道、絵画、工芸なども含まれている。また、長春市テレビでの法輪功真相放送事件の生存者・金学哲さんを招いて、オンラインモニターを通じて生徒たちと交流した。

'图1~7:明慧学校的大法小弟子们集体炼功。'

集団煉功をする明慧学校の子供弟子

'图8~13:明慧学校的大法小弟子们集体学法'

学法をする明慧学校の子供弟子

'图14:明慧学校的大法小弟子们在学上舞蹈课。'

舞踊の授業を受ける明慧学校の子供弟子

'图15:明慧学校的大法小弟子们在学书法。'

書道を習う明慧学校の子供弟子

'图16:明慧学校的大法小弟子们在市中心打横幅讲真相。'

市内中心部で横断幕を広げて法輪功をアピールする子供たち

 「パパとママは僕の成長を見てとても喜んでいる」

 10歳のアルバート君は、「オンラインで金さんの交流を聞いて、中国にいる同修の苦労を知りました。同修たちは命がけで人を救っていて本当に素晴らしいです。僕はここ(海外)の環境を大切にしたいと思います」と言った。

 アルバート君は最初、今年のサマーキャンプにはあまり乗り気ではなかった。「ママに誘われたときは、自分はなかなか慣れないかもしれない、疲れてしまうし、朝早く起きて学法や煉功しないといけないし、家では弟の世話を手伝わないといけないしと思った。でも、ここに来て数日ですぐに慣れて、とても気持よかったです。パパとママに明慧学校は好きだよと言ったら、とても喜んでくれた」

 「明慧学校に来る前は、毎日パソコンゲームで遊んでいた。時間がある時はいつも遊んでいて、煉功していなかった。生まれたときからパパとママと一緒に修煉していたけど、最近1年ほど煉功をしていなかった。もう大法の子供弟子らしくなくなったと僕は思った。サマーキャンプに参加して、毎日学法や煉功をしても疲れを感じなかったし、楽しくて元気になったし、家で弟の面倒を見てあげたいと思うくらい幸せな気分になった。パパとママも前より頑張って学法や煉功をするようになって、家の環境が良くなっていると思った」

 アルバート君は多くの友達に勧めて、毎年来ると言った。「明慧学校に参加する機会を与えてくださった師父、本当にありがとうございました!」と言った。

 嫉妬心は気づいたらすぐに取り除く

'图17:今年16岁的凯莉(Kelly)曹是明慧学校的志愿工。'

明慧学校のボランティアスタッフのケリー・曹さん

 16歳のケリー・曹さんは明慧学校のボランティアスタッフで、参加するのは今年で3年目だという。ケリーさんは明慧学校で育ち、この環境が大好きで喜んでボランティア活動をした。「今年の特別な収穫は、活動中に自分の嫉妬心を見つけた時に、隠さずにそれを曝け出して、直ちに取り除いたことです」と言った。

 「ある日、もう1人のボランティアスタッフが来て、とてもきれいに掃除をして、すべての仕事をきちんとこなしました。先生と生徒たちもとても喜んでいました。その時、私は『彼女は何でそんなに立派にできるの?』と思いました。そして、自分はうらやましいだけでなく、嫉妬していることに気づき、それを取り除きたいと思いました。しかし、それがなかなか捨てられず、、彼女が立派にこなせたのを見ているうちに、その心がまた湧いてきました。なかなか取り除けないので、思い切って、『なぜか分かりませんが、あなたが良くできているのを見て嫉妬しました。自分の問題だと分かるのですが、どうしても抑えられません』と彼女に打ち明けました。不思議なことに、それを話した後、嫉妬心がすぐに消えました。ここの環境はとても良く、毎日継続して学法や煉功することが非常に重要で、家にいると時間がすぐ過ぎてしまい、時間を大切にして学法や煉功に使えませんでした。ここでは皆と交流の環境があるので、執着心を見つけたらすぐにそれを取り除くことができました」

 子供弟子にとって明慧学校があることは幸運なこと

'图18:伊莎贝拉(Izabela)是在加拿大多伦多公立幼儿园做了20年工作的资深幼师,今年第一次在明慧学校教幼儿园的大法小弟子。'

初めて明慧学校で授業するベテラン教師のイザベラさん

 カナダ・トロントの公立幼稚園で20年幼稚園教諭を務めてきたベテランのイザベラさんは、今年初めて明慧学校で授業した。「子供の教育には、家庭、学校、環境の三つの要素がとても重要です。現在、子供弟子たちが生活している環境は非常に危険で、至る所に罠があり、子供たちは白い紙のように簡単に汚染されます。私は20年近く普通の幼稚園で働いてきて、現代教育の衝撃的な現象を多く目にしました。例えば、今、幼稚園から同性愛に関するイデオロギーを教えています。一部の本は、表紙がとても美しいのですが、内容はこんな感じです。子供たちはこのような環境に直面しているのです」とイザベラさんは話した。

 「トロントの子供弟子はとても幸運で、明慧学校に恵まれています。 これが、私が常人の幼稚園を辞めて明慧学校に通うことを決意した理由です。これは師父から与えられた責任だと思います。子供弟子をしっかり育て、同修たちと一緒に修煉の環境を子供たちのために整えると同時に、師父が私たちに用意して下さった修煉の環境でもあり、大切にしています。これだけ多くの教師が一緒になって、子供弟子の成長のために日々努力し、比べて学び比べて修める環境を整えているのは、お金では買えないものです。これはトロントの子供弟子にとってかなりの幸運です」

 子供は自分の鏡

 年中クラス(8~9歳)の担任を務めるケリー・黄さんは、今年初めて担任になった。最初は少し緊張したが、得られたものが多くあったという。「子供たちを教えているのではなく、子供たちが私を教えているような気がしました。子供たちは自分の欠点をたくさん見つけてくれました」とケリーさんは言った。

 「1人わがままな子がいたのですが、何を言ってもわざと言われた通りにせず、また、他の生徒に良くない影響を与える言葉を言いました。私が子供に対する不満や責める心を取り除いたら、子供は良くなりました。子供は私を写す鏡だったことが分かりました」

 「ある日、授業の最中に、皆はとても静かに聞いていたのですが、ある子供だけが教室で歩き回っていました。座るように言っても、言うことを聞かず嫌な言葉で言い返しました。その時、私は「座らないなら校長室に座らせるよ」と厳しく言いました。その時の私の声はいつもよりもずっと大きく、その子の目には少し怯えた表情が見え、他の子供も私の怒りと真剣な顔にショックを受けていたと思います」

 「その過程で、自分の行動は、その子を影響しただけでなく、他の子供たちにも影響を与えたことに気づきました。普段から子供たちに忍耐を教えていましたが、自分は実行できませんでした。かんしゃくを起こした後はすぐに後悔し、子供が席に戻ってくれたのですが、忍耐できなかった自分はとても辛かったのです。授業が終わって、子供に謝った時に、子供も自分が悪かったと謝ってくれました」

 「自分はとても良くない心があることに気づきました。トラブルを再々起こした子供を見て、心の中でいつも、私の授業でトラブルを起こさないようにと考えていました。しかし、自分が反省してから、子供が変わったことに気づきました。自分は心の底から子供に対して責任を持っていなかったことや、忍耐力が足りないことにも気づきました。自分の真の優しさと子供に対する愛情が生まれると、子供はだんだん変わりました。その後、その子の学法の状態が良くなり、眼差しまで好意的になって、積極的に人を助けるようになりました」

 教師は生徒に良いエネルギー場を与えなければならない

 教師の金瑾さんは、明慧学校のフルタイム教師になって今年で8年目で、年少クラス(4~5歳)を担当した。今回、金さんが最も感じたのは、教師は生徒に良いエネルギー場を与えなければならないということであった。

 「頭が痛くなるほどいたずらな子供がいて、図工の授業でハサミで自分の服を切ったり、棚に仕分けしてあるノートをめちゃくちゃにしたり、みんなで出かけるとき自分のマスクを用意する時、その子は他人のマスクを持って逃げたり、時々他人を殴ったりします。我慢できない時に、この子を叱ったこともあります」

 「その後、私はあることに気づきました。この子に対して多く言ってしまえば、私の感情がクラスの雰囲気を動かし、他の子供もこの子に対してマイナスな考えができるのです。この子はまだ小さいんだと善意で考えてあげませんでした。実は、この子は何かをしたあとに、自分をコントロールできなかった自分に後悔します。私が叱ることによって、他の子供もこの子に対してマイナスな考えができてしまったことに気づき、子供たちに良いエネルギー場を与えようと思いました。そして、クラスの中で、他人の良い所を一つ話し合う活動を行ないました。だんだんと、みんなが人の良いところを見るようになり、全体の環境が変わり、子供の言い合いが減り、人を褒める声が増え、子供たちは喜んで良いことをするようになりました」

 活動が終了した時に、明慧学校の協調人で教師の厖さんは、「明慧学校は、師父が明慧学校の教師、保護者、子供弟子に与えられた最高の修煉環境であり、一人一人がこの中で向上することができ、完璧な性格と優れた智慧が得られます。師父の慈悲なるご加護に感謝いたします!  保護者の皆様のご協力ありがとうございました!」と感謝の意を現した。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/9/1/411234.html)
 
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